平野紫耀とVaundy、神宮寺勇太とKEEN、岸優太セルフプロデュース……Number_iの初アルバムに期待募る理由
Number_iが9月23日に1stフルアルバム『No.Ⅰ』をリリースする。先立ってトラックリストが公開され、KEEN(C&K)とVaundyが楽曲提供をしていることが明かされた。 【写真】3人揃って新CM出演も、ポテト片手に笑顔のNumber_i 彼らのデビュー曲「GOAT」をSHUN(FIVE NEW OLD)、MONJOE(DATS)、Pecori(ODD Foot Works)が手掛けたことに始まり、これまでにもさまざまなアーティストがNumber_iの楽曲に携わってきた。 なかでも話題を集めたのは、5月リリースのミニアルバム『No.O -ring-』に収録され、ラッパーのPUNPEEが作詞曲と編曲を務めた「SQUARE_ONE」だろう。もともとPUNPEEのファンであった神宮寺勇太が、彼にオファーしたのだという。PUNPEEらしいキャッチーで心地好いフロウ、ユーモアのある歌詞で、先述の「GOAT」とはまたひと味違うNumber_iの色が見える楽曲だ。 同じく『No.O -ring-』に収録されている「i」は、今回の『No.Ⅰ』でも楽曲提供することが発表されているKEENが手掛けている。〈一握りの幸せでいい〉というサビのフレーズが印象的な、あたたかみのあるゴスペル調のナンバーだ。既存の枠組みにとらわれないような、攻めたものが多いNumber_iの楽曲のなかでも、この曲は比較的シンプルな展開で聴きやすい印象を受ける。 今回の『No.Ⅰ』では、KEENは神宮寺のソロ楽曲「Bye 24/7」をプロデュース。「i」でのタッグのほか、神宮寺は過去のラジオ出演時にC&Kの楽曲を紹介していたり、今年1月に公開されたApple Musicのアーティストプレイリストにも「あの日のスウィートメロディ」をピックアップしていたりと、普段から彼らの音楽を好んで聴いていることが窺える。 KEENも楽曲について、「めちゃくちゃ色気を感じるはずです」「皆さんの色んな解釈で、この曲を様々な世界に連れて行って欲しいです」と、自身のX(旧Twitter)にて一足早くコメントを寄せていた(※1)。以前から親交がある彼らだからこそ、神宮寺の魅力が上手く引き出された楽曲に仕上がっているのではないだろうか。 そして、Vaundyは『No.Ⅰ』において、平野紫耀のソロ楽曲「透明になりたい」をプロデュースしている。平野もまた、先述のApple MusicのプレイリストでVaundyの「踊り子」を選出しており、過去に雑誌のインタビューで「Vaundyにハマっている」とコメントしていたこともある。詳細はまだわからないが、もしかすると今回の楽曲提供は平野から声をかけて実現したのかもしれない。 Vaundyといえば、楽曲制作はもちろん、アートワークや映像ディレクションなども自身で手掛けていることでも知られている。そうした創作意欲の高さやマルチなスキルも含めて、すべてのクリエイティブに携わっているというNumber_iとの親和性が高いようにも思う。平野とVaundyによってどんな楽曲が生み出されるのか、楽しみだ。