映画の撮影現場が地獄絵図へと変貌 韓国ホラー『THE SIN 罪』ポスター2種&予告編公開
11月29日よりシネマート新宿ほかで全国公開される韓国のホラー映画『THE SIN 罪』の本ビジュアル2種類と予告編が公開された。 【写真】『THE SIN 罪』“血みどろの女”をアップで捉えた別ポスター 韓国のアカデミー賞とも称される大鐘賞に短編が招待されたハン・ドンソクが監督を務めた本作は、とある映画の撮影現場を舞台に、閉ざされた廃墟、血まみれの屍の群れ、謎の呪術集団などあらゆる恐怖が融合し、予測不可能な展開が繰り広げられるハイブリッドホラー。世界三大ファンタスティック映画祭のひとつ、ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭ではコンペティション部門に選出されたほか、シッチェス・カタロニア国際映画祭などにも出品。韓国では2024年4月に公開され、初週第10位を記録した。 主演を務めたのは、ドラマ『ヴィンチェンツォ』のソ・ミリ役で知られるたキム・ユネ。そのほか、『キム秘書はいったい、なぜ?』のソン・イジェや『ジェントルマン』のパク・ジフン、ベテランのイ・サンアらが共演に名を連ねた。 新人女優のシヨンは、映画撮影のために山奥にある廃墟へとやって来た。しかし、変わり者と評判の監督から演技指導はなく、奇怪なダンスを屋上で踊るだけというものだった。かつてない演出に不安に駆られるシヨンは、共演者のチェユンに愚痴をこぼす。さらに、ギリギリの予算で組まれた現場は殺伐としていた。トラブル続きの撮影が進む中、突如血まみれの女性スタッフが現れたことをきっかけに撮影現場は一転して地獄絵図となっていく……。 公開された1つ目のポスタービジュアルには、生ける屍たちが、映画の撮影に訪れたクルーたちに不条理に襲い掛かる中、何かを悟ったような表情でこちらを見つめる主人公シヨンの姿が写し出されている。また、「この女の“正体”とは」というコピーが添えられており、このシヨンには、何か秘密が隠されているようだ。 2つ目のポスタービジュアルには、「閉ざされた廃墟。生ける屍の群れ。謎の呪術集団。そして、罪を犯した者。この狂乱を制するのは。」というコピーとともに、舞台となる廃墟の学校の屋上から飛び降りる“血まみれの女”のアップが写し出されている。 あわせて公開された予告編は、女優のシヨンが変わり者と評判の映画監督より「これは普通のダンスフィルムとは違う。現代舞踏と意識の向こう側の追求です。あなたが主役です」と説明を受ける場面からスタート。シヨンは美しくも奇怪なダンスを披露するが、その撮影のさなか、隣の廃墟の屋上に、奇妙なマークを書いている呪術集団を発見。さらに、突如“血まみれの女”が撮影クルーの前に現れる。女には心配する撮影スタッフの声も聞こえない様子で、シヨンも呆然としてしまう。すると“血まみれの女”はシヨンを一瞥した瞬間、突然、屋上から飛び降りてしまう。地面に叩きつけられた体はあらぬ方向に折り曲がり、即死したかに思えたが、女はむくりと起き上がり次々と人々を襲い始める。逃げ惑うクルーたちによる地獄絵図。さらに謎の呪術集団も登場し、廃墟は完全封鎖、結界も張り巡らせたという。シヨンのダンスと、生ける屍の群れの発生には、なにか因果関係があるのだろうか。 なお、9月30日より特典のオリジナルスマホ壁紙がついてくるムビチケオンライン券が発売されている。
リアルサウンド編集部