紅白初出場「tuki.」とは? 15歳の高校1年生 「お父さんに出世払い」で「晩餐歌」発表→大ヒット
大みそかのNHK「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)の出演者発表記者会見が19日に行われた。昨年、中学3年生で発表したオリジナル曲「晩餐歌」が大ヒットした「tuki.」が、紅白初出場する。現在高校1年生。「15歳」という情報以外のすべてが謎に包まれているシンガーソングライターのパフォーマンスに注目が集まる。 【写真あり】紅白初出場が決まった「tuki.」 「TikTok」などSNSを中心にヒット曲が生まれる傾向にある近年。tuki.は13歳でギターを始め、SNSに弾き語り動画の投稿を開始。昨年7月、自身初のオリジナル楽曲「晩餐歌」の弾き語り映像を公開すると、その切ないメロディーと力強い歌声で爆発的なヒットを呼んだ。 同年9月にフルバージョンを発表。今年1月にはBillboard Japanの総合ソングチャートの総合首位を獲得し、ソロアーティストとして歴代最年少でストリーミング再生累計1億回再生を突破した。 「Billboard JAPAN」のインタビューでは、小学6年生頃からオリジナル曲の作成を始めたと明かしている。同インタビューで、曲作りについては「自分の恋愛とか友達の恋愛、家族の話、アニメ、マンガ、映画」をヒントに行っていると語っている。 この日の紅白出場会見には出席せず、ビデオメッセージで登場。「みなさんこんにちは。tuki.です。この度、私月は第75回NHK紅白歌合戦に初めて出場させていただきくことになりました」とあいさつし「昨年、お父さんに出世払いで頼んで楽曲をリリースしてから、たくさんの方に私の音楽と言葉が届くようになりました。とても嬉しくもあり、同じくらいに不思議な気持ちでいっぱいです」と、ヒットへの心境を語った。 「そんな中、小さい頃から家族で見ていた紅白歌合戦という舞台に出られること、正直まだ実感が無いし、どんな経験になるのか楽しみです」と期待も。「いつも応援してくれる家族、仲間、リスナーの皆さん、そして紅白を通して初めて私を知ってくださる皆さんにとって、素晴らしい1年の締めくくりになれるよう精一杯歌いたいと思います」と初々しく意気込んだ。 tuki.は弾き語りでも顔出しはしておらず、本番はどのようなパフォーマンスを行うのかにも注目だ。