日本共産党キーパーソンに訊く!野党共闘断念の裏側&最低賃金1500円を今すぐ実現できる政策とは?!
日本共産党は独裁体制?他、さまざまな質問に率直回答
まだ質問をいろいろいただいていますので、答えていただきたいと思います。 MC伊藤「今、新党で右寄りの考え方を持つ政党も出ています。新党についての有権者の動きはどう映っていますか?」 山下氏「今、暮らしが大変深刻です。労働者の実質賃金は、96年、97年から考えると年間70万円ぐらい減っています。アベノミクス以降でも、年間33万円減っています。いくら働いても、暮らしが良くならない、閉塞感、不安感が理由ですかね」 アベノミクスの異次元の金融緩和で株価が上がり、大企業や富裕層は資産を増やしました。 一方、円安になり、食料品やエネルギーの価格が上がり、庶民は青色吐息に……。 山下氏は「大企業の法人税を引き下げて、その穴埋めにアベノミクスで消費税を2回大増税をした」ので、これは「政治災害、人災だと言っていい」と言及。「大企業応援の政治が国民の暮らし応援に切り替われば、希望が出てくる」と訴えました。 MC伊藤「衆議院選での動画やホームページにこだわりを感じます。PR系は誰が考えていますか?」 山下氏「私も誰かは知りませんが、いろんな人がやっている」 JCPサポーター、特に若い人達の中には動画編集が得意な方もいて「そういう方の力をお借りしながら、いろんなコンテンツが出てきている」と答えました。 MC伊藤「石川県能登地方での復興支援は予備費の積み増しなんでしょうか?」 山下氏「この国の復旧復興の取り組みは、私も切り捨てになっているんじゃないかと思います」 予備費で対応するのはその現れであり、しっかりと補正予算を組んで最優先で復興にあたる必要があると訴えます。 「今、被災地の方は、選挙をやっている場合じゃないと思います。こういう日程で選挙をやること自体、被災地に対する向き合い方が現れている」と非難の声を上げました。 MC伊藤「よしキッチンの衆院選版の企画はありますか?」 「よしキッチン」とは、山下氏が料理を作りながら政治の話をする動画です。 山下氏は「選挙本番中で、外食が中心になっていて……」と苦笑。 「私、どこに行ってもそう言われるんです。ちょっと考えます」と答えました。 MC伊藤「共産党は民主主義を守ると言いながら、事実上の独裁体制になっていませんか?」 山下氏は「これはかなり誤解されているな」と答えます。 1月に党の最高機関の党大会が開催されました。 党大会に図る決議案は、2カ月前から1万数千の支部で議論を積み上げています。また、少数意見も全ての人が見られるよう冊子を作り発行。 民主的な討論を行い方針を練り上げているので「独裁じゃなくて、みんなで決めたことをみんなで実行するのは政党として当たり前のあり方」と語りました。 山下氏「総選挙は国民の手で政治を動かすことができる大事な機会」 暮らしを守り、裏金を追及し、日本とアジアの平和を作る道を具体的に展望している日本共産党に託していただきたいと、訴えました。