イスラエル軍は２０日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスで人質６人の遺体を収容したと発表した。イスラエルの攻撃を受けるハンユニス、１６日撮影。（2024年　ロイター/Hatem Khaled）

Maytaal Angel [エルサレム ２０日 ロイター] - イスラエル軍は２０日、パレスチナ自治区ガザ南部のハンユニスで人質６人の遺体を収容したと発表した。 残る人質は１０９人と推定されているが、約３分の１はすでに死亡したとみられている。 イスラエル軍報道官のダニエル・ハガリ少将は、生存している人質の人数は明らかにしていないが、人質がイスラエル軍の砲火により死亡したかどうかの質問に対しては、軍部隊が死亡時の正確な状況を調査するとした。 ガラント国防相は「複雑な作戦」を通じてハンユニスの地下トンネルから遺体を収容したと発表。「人質の帰還と（イスラム組織）ハマスの解体というこの戦争の目標の達成に引き続き取り組む」と述べた。 人質の家族を代表する団体は「残り１０９人の人質の即時帰還は、交渉による取引によってのみ実現できる。イスラエル政府は仲介者の助けを借りて、現在交渉中の取引をまとめるために全力を尽くすべきだ」と述べた。 また、イスラエル国防軍（ＩＤＦ）は、人質の遺体が発見された地下トンネルの通路につながる深さ約１０メートルのトンネル立坑を発見したと発表した。