阪神・小幡竜平、遊撃奪取し「143試合出たい」 鉄人ボディー目指し、木の実(アーモンド)食べてキナミさん食う!
阪神・小幡竜平内野手(24)が27日、西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円アップの年俸2500万円でサインした。7年目となる来季の目標に「143試合出場」を掲げ、木浪聖也内野手(30)から遊撃レギュラーの座を完全に奪うと宣言。けがをしない体を作るため、今オフは脂質の多いアーモンドを積極的に摂取していることを明かした(金額は推定)。 けがさえなければ…。400万アップを勝ち取り年俸2500万円となっても、小幡の表情は渋い。〝カリッと〟前を向いていた。7年目の来季こそは、木浪から遊撃のレギュラーを実力で奪ってみせる。 「来年は出てナンボというのは(球団から)言われた。143試合全部出たいという気持ちがより強くなりました。(来年は)試合数にこだわりたい」 今季は木浪が6月に左肩甲骨骨折で離脱すると遊撃でスタメン出場。守備はもちろん、11試合連続安打を放つなど課題だったバットでもアピールしたが、7月17日の巨人戦(東京ドーム)の走塁中に左太もも裏を肉離れ。千載一遇のチャンスを生かしきれず、出場50試合で打率・241、1本塁打、9打点。飛躍の年とすることはできなかった。 「近本さん、中野さんをみて、やっぱり体が強いなと。トレーニングもそうですけど、練習に入る前に準備もしていますし。体のケアが大事だなと感じた」 毎年、遊撃のレギュラー候補の最右翼と言われながら、けがに泣かされてきた。その原因を追及し、出した答えは体重を増やし体幹を強くすることだった。 「間食を増やすのが大事かなと。お腹がすいている時間をなくすというか。お腹の中に何かがある状態で。脂も大事なので、アーモンドだったりを意識的にとっています」 アーモンドは、ビタミンやたんぱく質、食物繊維を多く含み「栄養の宝庫」と呼ばれる。184センチ、76キロでプロ野球選手としては線が細く「ただ(体が)大きくなっても意味がない。しっかり動ける状態で大きく」と志す小幡にも、心強い味方となる。 今月、高知・安芸市で行われた秋季キャンプでも、新任の小谷野打撃チーフコーチからマンツーマン指導を受けた。「引き出しは増えた」と打撃力向上には自信を深めている。