めるるが「女優」として高く評価されるワケ…魅力はただ“カワイイ”だけじゃない
みちょぱ(池田美優)さん、藤田ニコルさん、鈴木奈々さん、益若つばささんらを輩出したファッション誌『Popteen』のモデル出身タレントのなかで、俳優業で大成したのは彼女が初ではないでしょうか。 「めるる」こと生見愛瑠さんが女優として一気にスターダムに駆け上がっているのです。
2020年まで『Popteen』専属モデル
2015年から2020年まで『Popteen』の専属モデルとして活躍し、明るくちょっと天然なキャラがウケて、バラエティ番組にも引っ張りだこになっていっためるるさん。 ドラマデビューは3年前の2021年3月で、『おしゃれの答えがわからない』(日本テレビ系)にドラマ初出演にして初主演。しかしこちらは深夜枠のドラマだったこともあり、世間的にはほとんど話題になっていませんでした。 同年の2021年10月期には、GP(ゴールデン・プライム)帯の『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系)にバイプレイヤーとしてレギュラー出演。ラブコメにおける主人公の恋敵を好演していました。 ただこの頃はまだ、めるるさんの演技力の高さが大きく注目されることはなかったのです。
単発のゲスト出演でインパクトを残す
“俳優・生見愛瑠”の才能が世間で評価されはじめたのは2022年から。 まず2022年7月期のGP帯ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』の第4話にゲスト出演し、普段の彼女からは想像もつかないシリアス演技が好評を博します。警察に誤って逮捕されてしまう少女役で、裁判で涙を流すシーンは圧巻でした。 2023年4月期のGP帯ドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)でも第4話にゲスト出演し、犯人役を熱演。木村拓哉さんと新垣結衣さんが演じる刑事に追い詰められていくのですが、こちらでも泣きの演技のリアリティが称賛されたのです。 この2作品には単発出演だったものの、普段バラエティで見せているめるるさんのイメージとのギャップがいい意味で大きく、その鬼気迫る演技に多くの視聴者が釘付けになったのでした。