アーセナル無敗優勝時のアンリは凄かった 21世紀の《プレミア最強ワンマンチーム》と呼ばれる理由
1人で30ゴールを挙げる圧巻の活躍
2003-04シーズン、アーセナルはプレミアリーグで無敗優勝を達成した。 当時のアーセナルといえば、攻撃は元フランス代表FWティエリ・アンリがリードしていた。アンリを中心に攻撃は展開され、特にフィニッシュの部分はアンリの存在が大きかった。 英『The Sun』は、21世紀に入ってからのプレミアリーグでは2003-04シーズンのアーセナルが『最大のワンマンチーム』だったと振り返っている。 数字で見ると、当時のアーセナルはアンリが1人で30ゴールを奪っている。これはチーム得点数の41%にあたるものだったのだ。 「アンリのリーグ戦30ゴールは、ガナーズ総得点の何と41%を占め、ロベール・ピレスの14ゴールと合わせるとその割合は60%にまで上昇する。2007-08シーズンのマンチェスター・ユナイテッドでのクリスティアーノ・ロナウドの39%、昨季のマンチェスター・シティFWアーリング・ハーランドの38%を抑えてトップの数字となる」 その後のアーセナルは、昨季を含め何度かプレミア制覇に近づいている。しかし、当時のアンリほど強烈なストライカーはいない。現在のチームではガブリエウ・ジェズスやエディ・エンケティアといったFWが奮闘しているが、何でもこなしてしまうアンリ級のFWはそうそう出てこないか。
構成/ザ・ワールド編集部