米THRが選ぶ2024年の洋楽アルバムベスト10 アリアナ・グランデほか
6. Tems『Born in the Wild』
Tems(テムズ)の音楽は何年も繰り返し聴かれてきたが、ついにデビューアルバムがリリース。期待を裏切ることなく、オープニングを飾るタイトル曲は、奥深くて壮大な印象を与える。一方、「Wickedest」や「Love Me JeJe」といった曲は、紛れもなく踊りたくなるアフロビートのアンセムだ。
7. ケンドリック・ラマー『GNX』
サプライズアルバム『GNX』では、ラマーが最高の状態で登場。SZAとのコラボ曲「Luther」はソウルフルで中毒性があり、「Squabble Up」や「TV Off」は間違いなく盛り上がるアンセムとなっている。『GNX』は素晴らしく、ドレイク向けのディス・ソングも必要としない作品だ。
8. Tyla『Tyla +』
「Water」が前菜なら、このデビューアルバムは本格的なメインディッシュ。Tyla(タイラ)はアルバム全体で、その実力を発揮している。自身の名を冠した『Tyla +』は、「Push 2 Start」、「Safer」、「On and On」、「Breathe Me」、「Shake Ah」、そして「Back to You」など、満足感と素晴らしさにあふれたトラックが揃っている。
9. ケイシー・マスグレイヴス『Deeper Well』
マスグレイヴスは本作で、あなたの心に響く物語を紡ぐ。まさに至高のストーリーテリングだ。オープニング曲「Cardinal」は最高の形でムードを作り出し、夢のようでありながらグルーヴィーで、感情的かつ精神的。全体がその流れに沿っており、「Jade Green」、「Giver/Taker」、「Nothing to Be Scared Of」などは特にオススメ。
10. シャブージー『Where I’ve Been, Isn’t Where I’m Going』
ビヨンセのアルバム『Cowboy Carter』で2曲に参加し、急成長中のシャブージー。「A Bar Song (Tipsy)」は大ヒットし、ビルボード史上最長の1位獲得週数記録を更新。しかし本作は、シャブージーが一発屋にとどまらないことを証明している。「Drink Don’t Need No Mix」を再生すれば、きっと分かるはず。 選外佳作:アンドラ・デイ『CASSANDRA(cherith)』、Doechii『Alligator Bites Never Heal』、カリ・ウチス『Orquídeas』、マニー・ロング『Revenge』、テイラー・スウィフト『The Tortured Poets Department』 ※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌