子供がもうすぐ14歳になるのを機に、子離れの必要性を感じてきた母。でもどうやったら上手く子離れできるのでしょうか?　思春期の息子をもつ母のリアルな悩みと発見について語ります。 【写真で解説】子離れできずに、親が子供にあれこれを口出ししてしまう理由とは?  

子供に「あれやった?」「これやった?」とつい口出ししてしまう中学生の母

mi-mollet（ミモレ）

 息子はもうすぐ14歳。 東京からカナダに越してきてからは、東京に住んでいた頃とは違い、バスや電車で簡単に行きたい場所に行くことが難しいこともあるし（行けても時間がかかりすぎる）、車で送迎しないと行きづらい場所も多い。だから、子供だけで気軽に「行ってきます～」となるのは近所の友達の家やショッピングモールだけだったりします。それゆえ、私たち親子が友達親子と一緒に出かけることもあります。 そして、海外ということもあり、治安などが気になり、日本にいるときより少し私が過保護気味になっている部分もあると思います。 だけど最近になって、友達と電話やスナップチャットなどで色々とやりとりをして、子供だけで遊ぶことが増えました。今日は、野球繋がりの高校生のお兄さんたちと夕方から夜までお出かけ。ついに、“家族と過ごすよりも友達と過ごすほうが楽しい”と言われるような時期が我が家にも来たと感じるように。 少し寂しい気もしますが、これも成長期!　思春期!　さらには、まったく知り合いもおらず、土地勘もなく、英語もほぼ喋れない状態で渡航した2年前を思い出すと、息子の成長と逞しさには喜ぶばかりです。 そして、日常生活でも子供の成長を感じることがあります。 息子とは毎日やろうねと決めている「やることリスト」があるのですが、内容は勉強だったり、野球の練習だったり、家事の分担だったり……。 息子は後回しにしがちな日もあるので、私はつい「あれやった?」「これやってくれると嬉しいな」と口出しをしてしまいます。でも息子は「ボクはもう子供じゃないから、言われなくても分かってるよ」と返してきます。 そうなんです。 私がいちいち言わなくても、もうすぐ14歳になる息子はちゃんとわかってる……。 うちは一人っ子だし、母子で海外という不慣れな場所で住んでいるので心配になり、ついあれこれ言いたくなってしまいますが、もうそろそろ本気で子離れをしなければと気づいたのです（いや、薄々気づいてはいただけれど、私が寂しくて子離れを拒んでいたような……）。