仲野太賀、ネパールの秘境を目指した旅本が12日発売 仲間と3人で「われわれなりの地球の歩き方を作りたいなと」
俳優仲野太賀(31)が作家でTVディレクターの上出遼平さん、写真家の阿部裕介さんと3人で制作した旅本「MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st BLAZE LANGTANG VALLEY」(講談社)が12日に発売となり、このほど出版を記念して取材会を開いた。 本は、真冬のニューヨークから始まり、”世界で最も美しい谷のひとつ”と言われるネパールの秘境「ランタン谷」の最奥にある集落「キャンジン・ゴンパ(標高3840メートル)」を目指しトレイル。さらに標高4773メートルを誇る「キャンジン・リー」を登頂する様子を写真と文章で収録。仲野は、被写体だけではなく、自らもカメラを持ち込み撮影にもチャレンジした。
「MIDNIGHT PIZZA CLUB」とは、ニューヨークで真夜中に食べたピザからネーミングされた3人による旅サークル。今回の旅本の制作について仲野は「ニューヨークで遊んだとき、阿部ちゃんが僕ら2人を世界で一番美しい谷と言われるランタン谷に連れていきたいと誘ってくれたのがきっかけ」と発端を明かし、続けて「何か3人で物作りができたらなということで、旅の記憶を本にまとめた。われわれなりの地球の歩き方を作りたいなと思って出来上がった」と仕上がりに胸を張る。 旅の思い出として仲野は、ランタン村で阿部さんが水たまりを飛び越えようとして失敗したエピソードを紹介。「その時けっこう深かったんですけど、両腕を上げて『ライカだけ守ったぞ~!』って」とカメラを死守したプロ魂をたたえ「しかも水たまりは、よく見てみたらヤクの肥だめだったんですよ」と匂いそうなオチもつけた。 その時、阿部さんが撮影した仲野の笑顔も本に収録されているというから注目だ。 なお旅本の発売を記念して、13~15日に東京・表参道のインスタレーションスペース「StandBy」で展示会「MIDNIGHT PIZZA CLUB Special Exhibition」が開催される。
中日スポーツ