出場停止からの復帰へ。西尾隆矢が語った感謝の言葉「本当に込み上げてくるものがたくさんあった」|AFC U23アジアカップ
【サッカーU-23日本代表・ニュース】AFC U23アジアカップに挑んでいるU-23日本代表は、29日に準決勝でU-23イラク代表と対戦する。出場停止明けとなる西尾隆矢が、重要な一戦に向けて思いを口にした。
AFC U23アジア杯の初戦となった中国戦。先発出場を果たしていた西尾は、相手に対して肘を振ったことで退場処分を受けた。それから3試合の出場停止を経て、西尾は次戦から出場が可能になる。 ここまでたどり着いたのは全てチームのおかげだ。西尾は心境を聞かれ、「一言で言えば本当に感謝。このメンバーの仲間、それプラススタッフ、監督、コーチ、全員に本当に感謝だけだと思います」と強調。コンディション面としても「言わずもがな、疲れもないです」とし、スタンドからの観戦が続く中で「本当に試合を見ていてうずうずしていた気持ちもありますし、みんなが戦っている姿を見て、自分もやりたかった。また改めて悔しい気持ちもありましたし、すごく悔しさが込み上げてきた中で、みんな必死になって戦ってくれていたので、本当にこう込み上げてくるものがたくさんありました」とチームに対する思いを口にした。 チームとしても「西尾のために」という言葉がよく聞かれていた。そんな声についても「みんながそう言ってくれるのは自分のところにも届いていました」と語りつつ、「だからこそ、いま自分ができることをやり続けないといけないなと思いましたし、次からは僕もメンバーに入れるのでチームの力になれることを精一杯やって、しっかりパリを決めたいと思います」と前を向いている。 次戦はイラクとの一戦になるが、「ボールを握れる時間はすごく多くなると思うので、あとは決定力だと思います。チャンスは数多く本当に作れているので、しっかりそういうところを決め切れれば大丈夫だと思う。試合の入り方が大事になってくると思うので、そこはチーム全体で声を掛け合ってやっていければ良い結果になるのかなと思います」と語った西尾。スタメン出場となるか、途中からの出場となるかはわからないが、今度こそチームの一員として勝利に貢献したい。