野球と女子バスケ「バイ」、ゴルフは「セル」－ＥＳＰＮアンカー評価
（ブルームバーグ）： 米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーが傘下に抱えるスポーツ専門局ＥＳＰＮでアンカーを務めるスティーブン・Ａ・スミス氏は10日、株式の投資判断のようにスポーツを評価するよう問われたのに対し、野球と女子バスケットボールに対して「バイ」、ゴルフとボクシングに対して「セル」と格付けした。
カンファレンス「ブルームバーグ・スクリーンタイム」で、野球は試合をスピードアップさせる新ルールが導入されたことでファンがより楽しめるようになっており、女子バスケは米女子プロバスケットボール（ＷＮＢＡ）チーム「インディアナ・フィーバー」のスタールーキー、ケイトリン・クラーク選手のおかげで視聴者が急増していると述べた。
一方、「セル」と判断したボクシングについては「プロモーターがボクシングを台無しにした」と指摘。ボクシングには米総合格闘技団体「ＵＦＣ」のダナ・ホワイト最高経営責任者（ＣＥＯ）のような人物による監督が必要とし、そうすればノックアウトを恐れて選手らが互いに敬遠し合うような試合とは対照的な「私たちが見たい試合を見たいときに見ることができる」と語った。
ゴルフに対しても「セル」とした。かつて「白人のスポーツ」だったゴルフで黒人のタイガー・ウッズ氏が成功を収めたが、黒人の同氏は「ゴルフについて私にアピールするものは何もない」とし、「クラブ会員になるには大金がかかる。ゴルフクラブも買わなければならない。カントリークラブで実際に黒人を見かけるのは、彼らがそこで働いているときだけだ」と述べた。
スミス氏（56）はＥＳＰＮで最もよく知られたパーソナリティーの１人であり、平日朝の番組「ファースト・テイク」でコメンテーターとエグゼクティブプロデューサーを担当しているほか、「ＮＢＡカウントダウン」にはアナリストとして出演。ＥＳＰＮラジオでも自身の番組の司会を務めている。
原題：ESPN’s Stephen A. Smith Picks Sports Like Stocks, Shorting Golf（抜粋）
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Christopher Palmeri
