フリック、今季絶望の可能性があるT・シュテーゲンについて…「ベルナルに続いてきつい。彼はバルサとドイツ代表の鍵だった」
22日のラ・リーガ第6節、バルセロナは敵地ラ・セラミカでのビジャレアル戦を5-1で制した。ハンジ・フリック監督は試合後、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの容体を案じている。 FWロベルト・レヴァンドフスキ、FWハフィーニャが2得点ずつ決め、さらにMFパブロ・トーレスのゴールでビジャレアルに大勝を収めたバルセロナ。しかしながら前半終了間際には、守護神のテア・シュテーゲンが負傷するアクシデントがあった。 T・シュテーゲンがジャンプからの着地に失敗して右ひざを痛めると、その様子を見ていたバルセロナのチームメートらがすぐに医療班をピッチに呼び込んだ。ドイツ代表GKは両手で顔を覆いながら担架で運ばれ、そのまま病院へと直行。報道によれば、同選手は膝蓋腱断裂に苦しみ、8カ月前後の離脱を強いられる可能性があるという。 フリック監督は試合後、今回の大勝劇とT・シュテーゲンについて、次のように語っている。 「ビジャレアルに勝てたならば本当に満足できる。彼らはスピードあふれる素晴らしいプレーを見せていた。私は5-1という結果に大変満足しているが、しかしテア・シュテーゲンの件については、とても悲しく感じている」 バルセロナは先にMFマルク・ベルナルが前十字靭帯を断裂。テア・シュテーゲンが負傷すれば、今季2人目の長期離脱者を出すことになる。 「受け入れなくてはならないが、簡単ではない。私たちはベルナルの負傷にも立ち合ったんだ。きついが、それでも私たちには十分な選手たちがいる」 ドイツ人指揮官は加えて、テア・シュテーゲンが重傷だった場合に代役獲得を考えているのかを問われ、こう返した。 「試合直後にそういう質問は好きじゃないね。まずはテア・シュテーゲンの状態を見なくては。彼はバルサのキャプテンであり、私たちにとってもドイツ代表にとっても鍵を握る存在なんだよ」