言い間違いに“フリーズ”も… 高齢不安が指摘されるアメリカ大統領選で注目 認知能力検査とは?【news23】
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81歳のバイデン大統領と78歳のトランプ前大統領の対決で高齢不安が指摘されるアメリカの大統領選。トランプ氏がバイデン氏にしきりに求めているのが、認知能力検査です。一体、どんな検査なのでしょうか。 【写真を見る】言い間違いに“フリーズ”も… 高齢不安が指摘されるアメリカ大統領選で注目 認知能力検査とは?【news23】 ■言い間違いに“フリーズ”も… 高齢不安が指摘されるアメリカ大統領選 6月、78歳の誕生日を迎えたトランプ前大統領。日本時間の28日(金)に行われる大統領選の討論会を前に、3つ年上のバイデン氏を挑発しました。 共和党 トランプ前大統領 「討論の直前に、バイデンの側近は彼の尻に注射を打つだろう。それで興奮させて、バイデンが登場するんだ」 81歳と、アメリカの大統領としては史上最高齢のバイデン氏。フランスのマクロン大統領をドイツのミッテラン大統領と言い間違えたり、ホワイトハウスで行われたイベントの際には、イベントの参加者らが音楽に合わせて体を動かす中、1人硬直したように見える場面があるなど、高齢不安が垣間見えます。 ただ、トランプ氏も時々名前の取り違えや言い間違いが見られ、世論調査では、大統領として必要な認知能力を備えていないと思うと答えた有権者が、バイデン氏は65%、トランプ氏も50%にのぼりました。 それでもトランプ氏は、過去に認知能力検査を受けたとして、このようにアピールしています。 トランプ前大統領 「バイデンは認知能力検査を受けるべきだ。私は満点だったよ」 ■トランプ氏も受けた認知能力検査とは? トランプ氏が受けた認知能力検査とはどんなものなのか、開発した企業を訪ねました。 樫元照幸 記者 「これがトランプ前大統領が受けた認知能力テストです。アルファベットや数字、図形、そして動物のイラストなどが書かれています」 「MoCA」(モカ)と名付けられたこの検査は、認知症など認知機能障害を判定するために、日本を含む世界の多くの国で使われています。 MoCAを開発 ナスレディン医師 「記憶力だけでなく集中力や注意力、脳の実行機能も調べることができます。アメリカ神経学会は、60歳になったら症状がなくても、MoCAのような検査を毎年受けることを勧めています。