岐阜県の障がい者芸術文化支援センター「TASCぎふ」が絵本を寄贈 福島県田村市の障害児童通所施設に
岐阜県障がい者芸術文化支援センター「TASCぎふ」は、福島県田村市の障害児童通所施設「のびっこらんど田村」などに、障害者2人が作成した絵本を寄贈した。 絵本のタイトルは「虹色の木の下で」。「TASCぎふ」の活動を通じて知り合ったnaomiさんと丹賀沢賢さん(ともに岐阜県)が作った。世界を旅するネコが虹色の木がある家を見つけ、いろいろな動物たちと暮らす物語。鮮やかな色使いと、温かいタッチが特徴となっている。 監修した岐阜ボランティアサークル代表の金田典子さんが東日本大震災後に福島県を訪れ、絵本を通じた支援活動を続けているのがきっかけで寄贈につながった。 のびっこらんど田村をはじめ、県内で障害児童通所施設などを運営する県福祉事業協会(田村市)に11冊贈られた。のびっこらんど田村では、利用者らが本を手に取ったり施設職員に読んでもらうなどして親しまれている。 絵本を作成したnaomiさんと丹賀沢さんは、絵本を出す夢が実現して、支援される側から、支援する側になれ、やりがいを感じているという。寄贈を受けた山田荘一郎理事長は「障害者の方々の夢を支援する取り組みに元気と希望を頂いた」と話している。(ワイド版)