ヘッジファンドの豪リーガルを韓国が起訴、空売りで取引規制違反の罪
（ブルームバーグ）： 韓国の規制当局は、空売りに関与したとしてオーストラリアのヘッジファンド大手、リーガル・ファンズ・マネジメントを同社の元社員とともに起訴した。政府が金融業界全体で空売りに対する取り締まりを強化していることを示唆するものだ。
リーガルの18日の発表によると、同社は2019年に導入された証券取引規制に違反した罪で起訴された。韓国金融委員会が空売りを巡り市場を幅広く調査したことに伴うものだという。ソウル南部地検の報道官はコメントを控えた。
リーガルは容疑を否認し、「韓国法に基づく権利を検討している」と表明した。同社の運用資産は９月末時点で170億豪ドル（約１兆7100億円）。
１年前に株式市場での空売りを違法にした韓国では、金融業界に対する監視がますます強まっている。クレディ・スイス・シンガポールやＨＳＢＣホールディングスといった銀行のほか、セガンティ・キャピタル・マネジメントやジェーン・ストリート・グループなどのヘッジファンドもこれまでに、取り締まりに基づく調査や罰金の対象となった。
原題：Hedge Fund Regal Indicted in South Korea Short-Selling Sweep (1)（抜粋）
--取材協力：Shinhye Kang、Youkyung Lee.
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Harry Brumpton
