茶工場跡地に陶芸ギャラリー 海外作家ら発表の場 島田市川根町笹間地区
陶芸を通じ地域活性化に取り組んできた島田市川根町笹間地区に8日、空き家となっていた製茶工場を活用したギャラリー「CHA・BE・YA(ちゃべや)」がオープンした。 同地区では2011年から世界各国の陶芸家が集まる「ささま国際陶芸祭」を開催しているほか、陶芸のワークショップや、海外のアーティストに長期滞在しながら制作してもらう企画を実施してきた。同ギャラリーの開設は、イベントを主導してきた陶芸家道川省三さん(71)が、同地区に関わった海外アーティストの作品を展示する場を作ろうと計画した。地元住民らの協力で製茶工場の壁や床を改修した。 オープンセレモニーとして、昨年から同地区で活動しているアメリカ人の映像制作者トム・スレモンスさんのドキュメンタリー映画が上映された。陶芸を通じ地域活性化を図る同地区の歴史を紹介した作品で、多くの地元住民が鑑賞した。 ギャラリーには、道川さんの陶芸作品と、同地区で70年以上写真を撮り続けてきた三堂和弘さん(93)の写真作品が並ぶ。今後、海外アーティストの作品も展示していく予定。 ギャラリーの入館には事前連絡が必要。問い合わせは同市山村都市交流センターささま<電0547(54)0661>へ。
静岡新聞社