野村周平と塩野瑛久が恋愛にまつわる事件を解決!「恋愛相談しなきゃ良かったとよく言われます(笑)」<REAL 恋愛殺人捜査班>
いよいよ7月5日(金)から配信が始まるFODオリジナルドラマ「REAL 恋愛殺人捜査班」。実際に起きた有名な殺人事件をモチーフにドラマ化する本作は、警視庁に設けられた「恋愛感情のもつれによる犯罪特別対策班」という、特殊な捜査部門に配属されたタイプの違うイケメンかつクセ強な刑事2人がバディを組み、難事件に挑むさまを描くサスペンスドラマ。 【写真を見る】塩野瑛久、さわやかな光のなかでピースサイン 今回、WEBザテレビジョンでは本作でW主演を務める野村周平と塩野瑛久にインタビュー。マジメ男とナンパ男、という対照的な刑事2人がバディを組む本作について、撮影時のエピソードや見どころについて、話を聞いた。 ■「ライトなバディものかと思いきやドロドロの刑事ものでした」 ――台本を最初に読んだ印象からお聞かせください。 野村周平(以下、野村):最初にドラマのお話を聞いたときとは、また違った印象がありましたね。もっとライトな感じかなと思っていたんですけど、台本を読んだらしっかりちゃんとドロドロした刑事ものだったので、これは面白いなと。 塩野瑛久(以下、塩野):僕も最初はもう少しライトなバディものかなと思っていたので、台本を読んで印象が変わりました。タイプの違う2人の刑事がそれぞれの考え方でちゃんと事件を捜査していく。「恋愛殺人捜査班」というサブタイトルのイメージよりももっとドロッとしたところがあって、ダークな面もある作品だなと思いました。 野村:捜査は本当にしっかりやるよね。第2話とか、半分くらい推理というか、捜査の状況をたくさん話しました。こんなに喋るのか…と思うくらい(笑)。 塩野:喋りましたね(笑)。 ――野村さんが演じる大儀見壮真(おおぎみ・そうま)は、恋愛とは無縁な雰囲気を持つマジメで不器用な刑事。一方、塩野さんが演じる夢川幹也(ゆめかわ・みきや)は悪気なく女性に手を出す容姿端麗な刑事と、正反対な2人がタッグを組むというのも見どころですね。 塩野:バディだからと言って、2人で特別何か話し合ったりはしなかったですよね。 野村:バディっぽい雰囲気は、日にちが経てば自然と出てくるかなと思っていたのもあるけど、今回のバディはそんなにいい関係じゃなくてもいいバディなので。 塩野:そうなんですよね。 野村:僕が演じる大儀見は夢川のことを一方的に嫌いなんですよ。だからと言って、役に合わせて仲良くするのをやめようとは考えないですけど。逆にバディだから仲を深めなきゃいけないというのがない分、気負わずにやれたように思います。 塩野:無理して頑張ろうね、みたいな感じは全くなく僕も自然体でいられました。休憩時間に、一緒に日光を浴びて「気持ちいいね」みたいな話をしたりして。 野村:いい天気だし、気持ちいいし、「このまま帰っていいかな」ってね(笑)。 ■塩野瑛久はめちゃくちゃアドリブが…。野村「そこがかわいい」 ――お2人にとって、がっつりタッグを組んだ共演は初ですね。撮影を経て、それぞれの印象が変わったところはありますか。 塩野:ギャップがないところがすごく魅力的だなというのは、共演してより強く感じました。印象的だったのは、スタッフさんをはじめ周りを巻き込んで現場の士気を上げてくれるところ。意識してやられていたのか分からないですが、確実にみんな周平くんのおかげでやりやすくなっていたし、いい感じで肩の力が抜けていたので。そういう立ち振る舞いはさすがだなと思いました。 野村:騒いでいるだけだよ(笑)。 塩野:でも、そこにすごく助けられました! 野村:塩野くんと共演して面白かったのは、めちゃくちゃアドリブが下手なんですよ(笑)。俺も人のことを言えないけど、あまりに下手だからツッコミを入れるとちょっとテンションが下がっちゃって。あまりつっこんじゃダメなんだなって。そこはちょっとかわいいなと思いました。 塩野:いや、それはこの現場において、ですから! セリフ量に比例してちょっと余裕がなかっただけです(笑)。 野村:最後の4日間くらいは、ずっと同じシチュエーションで撮影していたからね。対策班の部屋のシーンを一気に撮らなくちゃいけなくて、朝から晩までずっとカンヅメになりながら、掛け合いの連続。説明セリフのオンパレードで大変でした。 塩野:登場人物の名前がたくさん出てきて混乱しましたよね! 野村:そうそう。第1話に出てきたキャラクターの名前が再び違う回で出てきたりして。 塩野:でも、周平くんはいつも楽しそうでした。テストのときとか、すごく自由にアドリブを入れていましたよね。 野村:そうだね。テストはちょっと自由に。でも、本番ではしっかりちゃんとやるという感じで、自分のテンションを上げていたように思います。 ■浮気する男性を見極める方法を野村&塩野が回答! ――2人の刑事がタッグを組み、恋愛にまつわる難事件を解決する本作にちなみ、ここで野村さんと塩野さんに「よくある恋愛にまつわるお悩み」を解決していただきたいなと思っています。ちなみに、お2人は周りから恋愛相談されるタイプですか。 塩野:めっちゃ気になる。相談されます? 野村:俺? 意外とされる方かもしれない。 塩野:でも、駆け引きとかの相談はされなさそうですよね。 野村:いや、それが結構あるんだよ。駆け引きって要はバレなきゃいいだけでしょ。連絡来てすぐに返事するんじゃなくて、もう少し時間経ってから返事しようとか。みんなやるでしょ? 塩野:確かに。 野村:俺は、すぐ返事しちゃうけどね! 塩野:駆け引きしてないじゃないですか(笑)。ちなみに、同性からの相談が多いですか? 野村:どっちもあるかな。でも、相談しない方が良かったと言われる方が多い(笑)。普通に「何でそんなことで悩むの?」とか言っちゃうから。「恋愛で悩む時間があるなら人生のことで悩んだ方がよくない?」みたいな(笑)。 塩野:辛辣ですね~(笑)。僕も恋愛相談はよくされる方なんですけど、結論を急いじゃうタイプだから、わりと共感を得たい人の相談相手にはちょっと向かないかな、みたいなところがあります。 ――本作の第1話と第2話「7人の恋人とデスノート」では、7股をかけるシェフが登場すしますよね。浮気しない男性を見極めるにはどうしたらいいと思いますか。 野村:見極めるのは無理じゃない? 浮気するものだと思って付き合った方がいいですよ。浮気しない男なんて2%くらいなんだから(笑)。まあ、僕は浮気しないですけどね! 塩野:ずるいなー(笑)。自分は2%の方! でも、見極め方はどうなんでしょうね。難しいな。周平くんと同じで、僕みたいな人を見つけるべきって感じですかね(笑)。 ――ちなみに、どこからが浮気だと思います? 塩野:難しいなぁ…。あ、でも手をつなぐってちょっと嫌かな。 野村:手をつないでいたら、それはもう気持ちがあると思うけどな。でも、どこからが浮気っていうのは難しいよね。 塩野:2人でご飯はどうですか? 僕は大丈夫かな。 野村:俺も全然気にしない。結局、お互いが対等な気持ちでいられるんだったらいいんじゃないかなと思うよね。 塩野:許せるかどうか、というところで第三者の視点が入っちゃっていますもんね。お互いが良ければ、許しあっているならいいんじゃないかなと思います。僕と周平くん、わりと考え方が似ているかもしれないですね。 ――そういった恋愛に関しての認識の違いが、本作に登場するような事件につながってしまうのかもしれないですね。最後に改めて「REAL 恋愛殺人捜査班」の見どころをお願いします。 野村:恋愛系の事件だし、そんなに重くない物語かと思っていたんですが、かなりドロドロしているし、しっかりと捜査する姿も楽しめる刑事ドラマです。アリバイとかも、こう来たか!と思わずうなるところがあったりして、面白く見てもらえるんじゃないかなと思っています。ちょっとした裏側じゃないですが、細かいところまで凝った内容になっているので、配信で繰り返し見てもらえたらうれしいです。 塩野:もともとあった事件をモチーフにしているので、現実にあったんだということを思いながら見てもらえたら、よりドラマチックに感じてもらえるのかなと思います。大儀見と夢川、2人のキャラクターが立っているなかで、物語はちゃんと地に足がついた状態で進んでいくことも面白いところですし、2人のでこぼこ感が抜け感になっているのかなとも思うので、ぜひ一度観てみてください。 (取材・文=吉田光枝)