パリ五輪出場へ…U23アジアカップ開幕! “大岩ジャパン”で注目すべき5選手
パリ五輪出場をかけたAFC U23アジアカップ2024が開幕する。8大会連続のオリンピック出場を目指すU-23日本代表は、グループステージで中国代表、UAE代表、韓国代表と対戦。今大会で上位3カ国に入るとパリ五輪出場権を獲得する。U-23日本代表で注目すべき5選手を紹介する。
MF8 藤田譲瑠チマ
生年月日:2002年2月16日(22歳) 身長・体重:175cm・76kg 所属クラブ:シント・トロイデン(ベルギー) 最初に紹介するのは「大岩ジャパン」の立ち上げ以来、チームの中軸を担ってきた大黒柱。豊富な活動量、攻守の切り替えの素早さ、球際の粘り強さ、確かなボールスキル、そしてゲームに対する洞察力の高さを活かして、攻守に貢献する。大岩監督が「6番」と定義するアンカー役での起用が濃厚だが、前に出て行く「8番」の仕事もこなせる。 もう一つの魅力は「そこは自分でも武器だと思っている」と語るマシンガンコーチング。今大会を前にキャプテンに指名されたが、「自分のやるべきことは変わらない」と言うように、「(チーム全員が)同じ方向を向けるように」普段通りのリーダーシップを期待したい。
MF20 平河悠
生年月日:2001年1月3日(23歳) 身長・体重:171cm・68kg 所属クラブ:FC町田ゼルビア 今回の五輪代表チームは、多くの選手がユース年代からその名を知られた選手たちだが、平河に関しては大岩監督になって発掘された“遅咲き”のタレントと言えるだろう。だからこそ、キーマンとして挙げておきたい。 群を抜くスピード、ドリブルのスキルや、ゴール前でのセンスの良さ、あるいは守備への貢献度の高さなどが評価されるが、一番の強みは驚異的な度胸の良さ。町田での活躍を買われ、代表でのデビュー戦は、何とアウェイのイングランド戦。プレミアリーグで活躍する選手がズラリと揃う相手に臆することなく攻守で果敢なプレーを見せ、「思ったよりやれるな」と自信を掴みつつ、大岩監督のハートも掴んでみせた。 その後も「◯◯(中東、アフリカなど)とやるのは初めて」という言葉を繰り返しつつ、出ればキッチリと「平河らしいプレー」を継続して披露。度胸の良さと適応力の高さで、すっかりチームに欠かせない選手に成長してきた。代表での基本ポジションは左ウイングだが、右でもテストされている。「元々大学(山梨学院大学)では右だった」と言うように、本人的にも違和感はあまりないとのこと。「やるべきことをやるだけ」という「いつもの平河」を貫くのみ。