乃木坂46の可能性を広げる池田瑛紗 努力を必ず形にする意志の強さがグループを支える?
3作連続で選抜メンバー入り、藝大への進学……池田瑛紗の挑戦する姿
乃木坂46としては、33rdシングル『おひとりさま天国』から3作連続で選抜メンバーに。5期生楽曲「心にもないこと」(32ndシングル『人は夢を二度見る』収録)ではセンターを担っている。先日の『BIRTHDAY LIVE』のなかで忘れられないのが、池田が中心に立った「他の星から」だった。西野七瀬がオリジナルのセンターを務めたこの楽曲は、池田が予備校の行き帰りに聴いていた一曲。日々不安と戦っていた時期に光をくれた楽曲のセンターに、未来では池田が立っているというのは夢のある話であり、その夢もまた池田自身が掴んだポジションである。ダンスに苦手意識のある池田だが、『BIRTHDAY LIVE』DAY3では「今日のオープニングブロックは今まででいちばん上手く踊れた」と笑顔を見せる一幕もあった。 その一方で、5期生メンバーとしては、クレイジーな一面がたびたび露呈している。『乃木坂工事中』の企画「内輪ウケものまね大賞」では一ノ瀬美空が、池田が楽屋の弁当を持ち帰る様子を再現(最近はやってないとのこと)。『新・乃木坂スター誕生!』(日本テレビ系)では「池田瑛紗と愉快な仲間達」と名づけられたユニットで、池田が自ら「私がいかにヤバい奴かを見せたい」と言っていたこともある。5期生の年長組で“新焼肉三姉妹”と呼ばれている岡本姫奈、中西アルノとはすべてをさらけ出せる仲。3月17日放送の『乃木坂46の「の」』(文化放送)には、そのトリオが登場する。 池田のブログやインタビューを読んでいると、「前に進み続けていきたい」というニュアンスの文章を目にすることが多い。在籍校を公表することには当然リスクもあるなかで、「私が選んだ人生の選択肢が乃木坂46の可能性を広げることに繋がると信じて前へ進んでいきたい」という意志のもとでの決断だったことをブログに記し(※1)、『あの頃、乃木坂にいた』では「いまこの瞬間も悩んで迷ってる誰かに、私の挑戦が届くように。これからも少しずつ前に進み続けていきたい」とファンに寄り添っている。池田がグループのために、ファンのために進み続けることで、またかつての池田のような誰かが勇気をもらい、そこで新たな夢が生まれているのかもしれない。 ※1:https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/101321
渡辺彰浩