【オリックス】楽天キラー左腕 「チームが負けない投球を」 今季初カード初戦白星へ快投誓った
オリックス・田嶋大樹投手(27)が8日、今季初のカード初戦白星へ導く快投を誓った。チームは開幕からすべて初戦を落とし、3カード連続負け越し中。9日の楽天戦(京セラD)に先発する左腕は「チームが負けない投球をしたい」と集中モードに入った。 期待されるのは「キラー再発動」だ。楽天戦は昨年9月30日の京セラDで3年ぶりの黒星を喫するまで、21試合負けなしの10連勝だった。通算でも11勝4敗、防御率2・08。パの5球団で最も相性が良く、「自分の投球をすることに集中したい。自分の球を信じて、投げ切ることを心がけたい」と力を込めた。 前回から中8日でカード初戦を任せる中嶋監督も「どこかで流れをつかみにいかなきゃいけない。(京セラDに)帰って、そこをやりたい」と本拠地での仕切り直しを思い描く。10日はドラフト5位の高島がプロ初先発する予定。確実に初戦を取り、いい流れで新人右腕にバトンを渡したいところだ。単独最下位とはいえ、消化したのはまだ9試合。新エースの宮城や山下、東とともに先発陣の柱を担う左腕は「試合当日に向けて、どれだけ体をピークに合わせられるか」と闘志を内に秘めた。(長田 亨) 〇…オリックス・杉本がドジャース・山本から力をもらった。昨季まで同僚だったエース右腕が7日にメジャー初勝利。ハイライト映像などで投球をチェックし「やっぱりさすがやな、と。由伸の活躍は刺激になるので」と目を細めた。開幕から打率1割5分8厘でノーアーチと苦しんでいるが、昨年は3、4月に24試合で8本塁打と量産。9日に対戦する日本ハム・ポンセにも5打数3安打、1本塁打で「僕らも負けないように頑張りたい」と活躍を誓った。
報知新聞社