【RIZIN】BD出身としぞう、JINに左足痛めつけられ判定負けも…前へ出てパンチ振るった
<RIZINランドマーク10:名古屋大会>◇17日◇愛知・ポートメッセなごや オープニングファイト第1試合(キックボクシングルール55キロ契約)に朝倉未来CEOのBREAKING DOWN(ブレイキングダウン)から、としぞう(29=フリー)が登場。MAキックバンタム級王者JIN(18=楠誠会館)を相手に判定0-3(27-30×2、28-30)で結果的に完敗したが、前足を痛めつけられても前に出続ける気持ちの強さを見せて、いきなり大会を盛り上げた。 【写真】JIN(左)と激しく打ち合うとしぞう としぞうの予想以上の善戦だった。JINは開始と同時に徹底的にとしぞうの前足(左足)にローキック、カーフキックを当ててきた。痛んだ足で踏ん張りきれず、2R序盤にはとしぞうが大きくバランスを崩し、腰を落としてしまう場面もあった。それでも気持ちで立ち続け、タイミング良く右ストレート、左フックをJINにたたき込む場面もあった。「ひょっとすると一発逆転も」とファンに思わせる戦いぶりで、3分3Rを終えた。 キックボクシング的には完勝したJINも、試合後にはとしぞうへのリスペクトを見せて抱擁し、深々と頭を下げた。あおり合いとは無縁のすがすがしい一戦だった。