粟津温泉、倒木が3棟直撃 高さ20メートル、けが人なし
25日午後10時ごろ、小松市粟津町で高さ約20メートルの木が倒れ、近隣のホテル変電室と店舗の計3棟を直撃した。2店舗の屋根などが損傷する被害が出たが、けが人はいなかった。 湯快リゾート粟津グランドホテル別館「わんわんリゾート」の敷地内にある変電室には、倒れた木の幹がぶつかった。2店舗は岡本クリーニングと飲食店「銀なべ食堂」で、クリーニング店では2階住居部分の屋根を枝が突き破り、飲食店は屋根と煙突が壊れた。 倒木の撤去作業を請け負った加賀市の造園業者によると、根元が朽ちて倒れた可能性がある。 岡本クリーニング店主の岡本邑夫(くにお)さん(77)は「ドカーンと音がした」と振り返り、「壊れた屋根から台風10号の雨風が入ってこないか心配だ」と不安そうに話した。 銀なべ食堂の店主宮本和日朗さん(60)は「営業中にミシミシと音が聞こえた後、ドーンと雷のような音がした。早くなんとかしてほしい」と話した。