三浦知良 鈴鹿復帰「出場時間というのがやっぱり一番大きい」 最年長ゴール記録更新へ「ベテランらしくないプレーを」
サッカー元日本代表FW三浦知良(57)が、来月1日から日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿でプレーすることになった。保有権を持つJ2横浜FCからの期限付き移籍で、25日に両クラブが発表した。今年5月までの2季はポルトガル2部のオリベイレンセにおり、2022年以来の日本復帰。カズは東京・国立競技場で記者会見に臨み、「情熱は衰えることはない」と力強く口にした。背番号は代名詞の「11」をつける。 国立競技場で行われた会見。57歳にしてプロサッカー選手として戦い続けるカズは、その内心をよどみなく語った。 「自分の情熱が衰えることはない。まだまだグラウンドで戦えるというモチベーションは常にあるので、やめるという選択肢はなかった」 鈴鹿には、旧体制のポイントゲッターズでプレーした2022年以来の復帰。背番号は代名詞の「11」に決まった。 鈴鹿の斉藤浩史オーナーから熱烈なオファーをもらった。「1月と4月にポルトガルで、鈴鹿でのプレーを望んでいるという思いを十分すぎるほど聞かせてもらった。5月に帰国した頃には鈴鹿でプレーしようと思っていた」。さらに、決断の理由をこう明かした。 「出場時間というのがやっぱり一番大きい。これは保証されたものではないが、選択肢の中で一番(出場できる)可能性が高いのは鈴鹿だった」。ポルトガル2部、オリベイレンセでのリーグ戦出場は2季合わせても8試合にとどまっていた。自分が輝ける場所はどこなのか。結論が鈴鹿への復帰だった。 移籍期間は来年1月末まで。日本代表FWとして89試合で55得点を重ねたストライカーは、新天地での目標を「(最短で出場できる7月14日以降にJFLが)15試合あるので、1試合でも多く1分でも多く出たい。ゴールを上げることを目標にやっていきたい」と定めた。見据えるのは、22年11月12日のFC大阪戦で決めたJFL最年長ゴール(55歳259日)の記録更新だ。 「ベテランらしくないプレーを見せたい」