片言の日本語を話す男女に投資勧められ…70代男性が仮想通貨3720万円分被害 神戸
29日午後、神戸市北区に住む男性(76)が「投資名目で暗号資産(仮想通貨)をだまし取られた」と兵庫県警神戸北署に届け出た。男性は何者かに計3720万円分の暗号資産を送り詐取されたとみられ、同署が詐欺事件とみて調べる。 【写真】送金やめるよう3人で3時間説得 彼女からは電話で「信じて」 男性の出した答えは? 同署によると、男性は10月21日、インターネット上の投資サイトに登録した。片言の日本語を話す男女と知り合い、電話で外国為替証拠金取引(FX)や暗号資産への投資を勧められた。男性は同月29日から11月28日までに計7回、指定されたアドレスに暗号資産を送金した。 11月28日には女の声で「あなたと同じ名前の暴力団員がいて口座が凍結され、出金ができなくなっている。保険金820万円が必要」と電話があった。男性は820万円分の暗号資産を送ったが、さらに支払いを求められたため、銀行に相談。詐欺と指摘され、だまされたと気付いたという。