考えていたのが「人が来てくれる家」自然と人が集まるスペースを作った|心地よさを感じるガレージ
【心地よさを感じるガレージ】 順調に決まっていくガレージハウスの構想ではあったが、最終的な作り込みは自分たちで行っている。求めていた基本スタイルは工場やバイクショップをイメージさせるガレージ。工具でさえも、その空間を演出するのに役立っているようにずらりと並んでいる。 【画像33枚】理想の空間を演出するため、自分たちでも手を加えて完成させたガレージ。正面右手のシャッター内には、1982年式フェアレディZ。ドラッグレース仕様でエンジンは3.1Lにして、ソレックスφ50mmを組み込んでいる。左手には1932年式フォードB。イベントで一目ぼれしたクルマ自体が売りに出ていることを知り、急きょ、購入を決めたクルマだった ライトシェードはイケアで購入し、ハイネケンのサインボードを加工して取り付けている。大きな棚はコストコのスチールラックを組み合わせて巨大化。収納ケースをステッカーで飾り付け、独特の雰囲気を出している。 完成したガレージには、休みの日になるとクルマ好きな友人が集まってくる。シャッター前の広いアプローチには、数台のクルマが置けるスペースがあって、だれかしらがクルマをいじっているという。実はこの光景も松本夫婦が求めていたスタイルだった。 「考えていたのが『人が来てくれる家』。自然と人が集まるスペースを作って、心地よさを感じてもらえればと思っています」と語る2人。その笑顔を見ていると、ガレージの本当の魅力がどこにあるか、分かったような気がする。 初出:ノスタルジックヒーロー 2019年 6月号 Vol.193 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部