ソト獲得に敗れたヤンキース監督「今は最悪だ!」キャッシュマンGMは「予想をはるかに越えた」
ソトをめぐる大争奪戦に敗れたヤンキースのキャッシュマンGMが悔しさをにじませた。9日(日本時間10日)にテキサス州ダラスで行われているウインターミーティングに出席したキャッシュマンGMは「入札は予想もしなかったほどの高みにまで我々を導いた。(オーナーの)ハル・スタインブレナーはソトを引き留める方法を見つけるために本当に尽力した。彼の努力を誇りに思う。私の予想をはるかに越えたものだった」と振り返った。 キャッシュマンによると5月か6月にスタインブレナー氏がソトと長期契約についての会談を持ったが、ソトはすでにFAになることを選択していた。争奪戦は想像を絶するマネーゲームとなり、メッツ、レッドソックス、ブルージェイズ、ドジャースの間で条件が7億ドル(約1057億4000万円)を越えていった。メッツ有利が伝えられる中、絶対に負けられないヤンキースは16年7億6000万ドル(約1148億3900万円)の破格提示に踏み切ったが、ソト側はメッツの15年7億6500万ドル(約1155億9800万円)を選び、史上最大の争奪戦は終わった。 キャッシュマンGMは「プロセスの結果がこうなってしまったのは確かに残念だが、私は長い間これをやってきた。時には物事が思い通りに進むし、そうならない時もある」としながらも「我々は常に最高のチームとその再構築に集中する。当然、再び努力する」と前を向いた。また同じくウインターミーティングに参加したブーン監督は「今は最悪だ。1年間一緒に過ごしてその人をよく知っていたのに、自分の思い通りに終わらないとつらい思いをする。でもそれがスポーツなんだ。いつも思い通りにいくとは限らない。これから私たちが前進していく方法を見つけ出す」と力を込めた。
東スポWEB