覚えておきたい「食通が通う京都の名店」天ぷら、京中華、割烹イタリアンの注目アドレス3軒
伝統が根付いていながら、新しい食文化にも寛容な京都の街。定番から話題の新店まで知る"ごはんたべ名人"に、いま気になる店や、太鼓判を押す店について伺いました。 京都あちこちの美食処を知る名人のお気に入りは、味よし、人よし、空間よしの太鼓判ばかり。その中でも門上武司さんが特に足繫く通う、お気に入りの美味処をご紹介します。 門上武司さん[フードコラムニスト]●食関係の執筆業を中心に、プロデューサーとして活躍。『あまから手帖』編集顧問。一般社団法人全日本・食学会副理事長、関西食文化研究会コアメンバー。著書に『僕を呼ぶ料理店』(クリエテ関西)など。
イル フィーロ
■信頼の割烹イタリアンは毎度新鮮な味わい 「オープン以来通い続けている一軒」と、門上さんが厚い信頼を寄せるイタリアン「イル フィーロ」。「基本のメニューはあるのですが、食材次第でいろいろな料理を作ってくれます。だから何度訪れても新鮮。量も調整してくれるので、ひとりでも行きやすいんです」。個室もありますが、割烹スタイルの臨場感あるカウンターでいただくのも楽しい。 【イル フィーロ】 京都府京都市中京区上大阪町519 営業時間/12時~14時、18時~22時(ともにL.O.) 定休日/水、木曜(木曜はディナーのみ営業) 料金/コース11,000円~、アラカルトあり。ランチは要事前予約
圓融菴(えんゆうあん) 小林
■ミシュランで一ツ星獲得。京都の天ぷらの新星 「開業当初から、伺う度にめきめきとよくなっていて素晴らしいですね。特に素材の使い方がいい」。祇園の一角にある「圓融庵 小林」は、天ぷらの名店で腕を磨いてきた店主、小林紀之さんが手掛ける店。季節ごとの旬の食材のおいしさを閉じ込めた天ぷらはいずれも絶品です。椀や八寸、造りなどと取り合わせてリズムよくいただくことができます。 【圓融菴 小林】 京都府京都市東山区祇園富永町125-2 営業時間/17時30分~20時(最終入店) 定休日/日、月曜 料金/コース25,000円~(サ別)