アイオニック5にカップカー登場 Nフェスティバルを前に披露 「アイオニック5N eN1カップカー」
アイオニック5N eN1カップカー
ヒョンデは、まもなく開催されるモータースポーツイベント「ヒョンデNフェスティバル」の参加チーム公式練習ラウンドにおいて「アイオニック5N eN1カップカー」を発表した。 【写真】ヒョンデ・アイオニック5N eN1カップカーの写真とアイオニック5の画像をみる (64枚) この電動レーシングカーは数々の賞に輝いたEVであるアイオニック5Nをベースにしており、持続可能なレースにおける新時代の幕開けを告げるものになっていると同社は語る。 ■ヒョンデ・モーターカンパニーのNブランド・モータースポーツ事業部責任者 常務ティル・ヴァーテンベルグ 「持続可能なレースへの当社のコミットメントの証であるアイオニック5N eN1カップカーを発表できたことをとても誇りに思います。この独自の電動レーシングカーは、レーストラックにおけるEVの限界を押し広げることに当社が熱心に取り組み、最先端技術の開発を行っていることの表れです」と述べた。 アイオニック5N eN1カップカーのパワーエレクトロニクス(PE)システムは量産型のアイオニック5Nと同じだが、このシステムにはアイオニック5よりも強力なパワートレインと大容量のバッテリーが搭載されている。 アイオニック5Nは、Nブランド初の高性能EVで、力強い加速と最高出力650psの高出力、そしてサーキットでの激しい走行に耐えうる高い耐久性を兼ね備え、ヒョンデ・モーターのE-GMP(エレクトリック・グローバル・モジュラー・プラットホーム)や堅牢なバッテリー熱管理システム、強力な回生ブレーキシステムといった最先端技術を採用していると付け加える。 すでにN1クラスで使用されている「エラントラ」(韓国での名称は「アバンテ」)と同様に、アイオニック5N eN1カップカーは、N1クラスに参戦するプロドライバー向けのトップクラスレーシングカーで、スリックタイヤを採用することでサーキット性能を向上している。 今年から新たに導入されるeN1クラスは「オープンレギュレーション」のもとで運営されるため、1社だけでなくさまざまなメーカーのタイヤで競い合うことが可能となった。