大粒、口いっぱい イチゴ狩りオープン―伊豆長岡センター
伊豆の国市南江間の「伊豆長岡いちご狩りセンター」が2日、オープンした。営業開始前に40人余りが順番待ちする盛況ぶりで、滑り出しは上々。県内外から大勢の家族連れが訪れ、赤く色づいた大きなイチゴの実を選んでは口に運び、待ちわびた旬の味を満喫した。今季は5月6日まで。 伊豆長岡いちご狩り組合(斉藤政実組合長、加盟4軒)が、12棟のハウスで紅ほっぺと章姫(あきひめ)を栽培している。全てのハウスが高設栽培で通路が広く、車椅子やベビーカーでも安心して楽しむことができる。また生産者が4人と少なく、小規模なためカップルや家族連れなど、少人数の来園に対応したアットホームな雰囲気を大切にしている。 斉藤組合長は「好天続きでイチゴが十分に赤く色づき、一粒一粒が大きい。糖度や味の濃さなど、全ての品質に太鼓判を押せる出来栄え」と胸を張った。 県東部から3家族7人で訪れた男性は「どれを摘み取って食べても大きくて甘く、おいしかった。孫が大喜びで頰張ってくれ、大満足。昨年初めて来たが、毎年足を運びたい」とにこやかに語った。 30分間食べ放題で、料金は時季によって変わる。1月いっぱいは大人2200円、子ども(3歳以上小学3年生以下)1900円。 問い合わせは同センター〈電055(948)6160〉へ。 同市内では江間いちご狩りセンターも、一足早く開園している。
伊豆新聞デジタル