フューチャー王座獲得で勢いに乗る天咲光由

　女子プロレス「スターダム」のフューチャー王者・天咲光由（22）が、26日の新宿大会で開幕するタッグリーグ戦「ゴッデス・オブ・スターダム」優勝決定戦（12月8日、浜松）での「ネオジェネシス」同門対決を呼びかけた。 【写真】同じユニットとなったスターライト・キッドとポーズを決める天咲 　3年連続となるAZMとのコンビ「02line」でレッドゴッデスにエントリー。これまで好成績を残せなかったリーグ戦だが、今年は違う。5月に当時のゴッデス王者FWC（葉月＆コグマ）に挑戦したことで、チーム力を向上できたという。「あの試合は私の中で一つ殻を破ることができました。今回のリーグ戦は新しいタッグが多いので、私たちのタッグ力が際立つはず。絶対優勝します」と宣言する。 　2ブロック制で行われるリーグ戦は、各ブロック上位3チームが決勝トーナメントに進出する。優勝決定戦の相手にはブルーゴッデスから出場する同じ「ネオジェネシス」のスターライト・キッド＆鈴季すず、星来芽依＆狐伯（WAVE）の2組を指名した。 　だが、キッドが優勝決定戦でFWCとの対戦を熱望していることを伝えると、天咲は「あ…そうですよね。それなら振り向かせたいです」と自信の笑み。「5★STARでキッドさんと戦って、同門とか関係なくバチバチした試合のできるユニットだなって思ったんです。先輩たちに私の勢いを見せたいです」と闘志をみなぎらせた。 　タッグだけではない。5日の名古屋大会で悲願の初戴冠を果たしたフューチャー王者としてもやるべきことがある。「歴代の先輩が築き上げた歴史も感じる。ベルトって重いですね。ここから若手のトップは私だっていうことを示したい」。 　V1戦は未定だが、クイーンズ・クエスト（QQ）で行動をともにした先輩・妃南との防衛戦を熱望する。「QQからの絆もあるし、この前の次期挑戦者決定の一騎打ち（9月29日、所沢）で私が勝った時も快く送り出してくれた。私がベルトを持ったら絶対に戦いたいと思ってたので、妃南さんともう一度戦いたいです」。団体の未来を背負う天咲が、ますます存在感を増しそうだ。