肌がカサカサに…皮膚科医に聞いた「肌を悪化させる」5つのNG習慣
冬の時期、多くの人が悩まされる肌の「乾燥」トラブル……。なんだか化粧のノリが悪いし、気分も落ち込んできちゃいますよね。そこで今回はよしクリニックの中野貴光院長に、乾燥肌の原因や見直すべきスキンケアや生活習慣、悪化させるNG習慣などについて伺いました! 【1800円以下】乾燥肌がうるおい満タン!ツヤ爆誕! 新作保湿スキンケア3選
Q:乾燥肌対策に! 見直すべきスキンケア・生活習慣って?
【スキンケア編】 ●対策1:肌に合った適切な保湿剤を使用しましょう 自分の肌に合ったローションやクリームを使用して下さい。使用感が良くないと、保湿をサボってしまうことがあります。季節や肌質に合わせて、保湿剤は適宜変更するのも良いでしょう。 ●対策2:洗顔時のゴシゴシ洗いはNG! 洗顔時に洗いすぎは良くありません。ゴシゴシ洗わずに泡で優しく洗い、洗顔後のタオルもこすらず当てて水分を拭き取るように心がけて下さい。 ●対策3:レチノール入り化粧品、ピーリング効果のある洗顔料を使用する際は要注意 レチノール入りの化粧品は長期的には肌の状態が改善しますが、使い始めは肌のターンオーバーが刺激されて乾燥肌になりやすくなります。ピーリング効果のある洗顔料も一時的に乾燥傾向になることがあります。これらのスキンケア用品を使用した場合には特にしっかりと保湿を行って下さい。 ●対策4:紫外線対策はしっかりと行いましょう 紫外線は肌ダメージの大きな原因です。紫外線による日焼けは角質から水分を奪います。 また、適切な紫外線対策は必要ですが、肌に合わないUVクリームの使用は逆効果になる可能性があります。紫外線吸収剤を含まないUVクリームなど、なるべく肌に合ったUVクリームを使用して下さい。また、落としにくいUVクリームを落とすために強く複数回洗顔することも乾燥肌の原因になります。普段の生活では極端に強いSPF、PAのものを選ぶよりも、洗顔料やボディソープで落としやすいUVクリームを選ぶのも良いでしょう。 【生活習慣編】 ●対策1:バランスの良い食生活を心がけましょう 極端な制限食ダイエットは乾燥肌の原因になります。 細胞の構成成分であるたんぱく質をしっかりとることで、バリア機能が正常に働きます。 また、下記の栄養素が欠乏すると乾燥肌を含むあらゆる肌トラブルの原因になります。バランスの良い食生活を心がけましょう。 ・皮膚や粘膜を正常に保つビタミンA(β-カロテン) ・皮膚の保護や再生・健康維持に関わるビタミンB2 ・皮膚のコラーゲン生成を促すビタミンC ・細胞膜の構成成分であり、細胞の酸化を防ぎ、血行促進を促すビタミンE ・細胞の代謝に関与し、皮膚を健康に保つのに必要な亜鉛 ・細胞膜を作るのに必要な必須脂肪酸(オメガ3:エゴマ油、アマニ油、DHA、EPA等、オメガ6:大豆油、コーン油、ごま油等) など ●対策2:質の良い睡眠をとりましょう 睡眠不足も肌のターンオーバーが乱れる原因になります。寝る時間が不規則だったり、夜ふかしを続けたりしていると、乾燥肌の原因になります。できるだけ連続した睡眠時間を確保しましょう。 ●対策3:部屋やオフィスの乾燥も要注意! 部屋やオフィスの乾燥も、乾燥肌の原因になります。エアコンの冷暖房で空気が乾燥しますので、エアコンの風を直接肌に当てないようにしましょう。 冬は、空気全体の湿度が低いので、加湿器を使用する、外出時は冷風を防ぐためにマスクを着用することも乾燥肌の予防になります。