俺は三色同順を生きている 萩原聖人の麻雀人生が詰まったアガリに痺れる大量のファン「かっこよすぎて泣ける」/麻雀・Mリーグ
三色同順は麻雀の華。そして萩原聖人は、その中で人生を送っている。プロ麻雀リーグ「大和証券Mリーグ2024-25」12月9日の第1試合。TEAM雷電・萩原聖人(連盟)が789の三色同順を成就。その見事さに痺れたファンは「かっこよすぎて泣ける」「ほんと強くなった」と歓喜のコメントを送った。 【映像】萩原聖人の代名詞!三色同順が決まった瞬間 東2局、萩原の手は赤が2枚ある平和手だ。すでに打点は十分のため、まっすぐリーチ手順と行きたいところ。7巡目、萩原はマンズの「三・五・七」の形に八万をツモ。789の三色同順が見えたが、ピンズはペン7筒のため形が苦しい。解説の土田は「ペンチャン払った方が良いのかな」。実況の日吉辰哉(連盟)も「さすがにペン7筒払いに見えるんですが…」と予想した。だが萩原はここで、赤が飛び出ることも覚悟の上で打三万とした。場には程よくピンズが切られ、場況は悪くない。日吉はすかさず「好判断なんですよ!実は四万はゼロです!」と伝えると、土田は「ほーお…」と驚きの声を上げ、さらに「なかなかできないですよ!」と加えた。 九万を引き、ここで赤五万と決別。テンパイの入り目が悪く赤5索も出ていく形となったが、迷わず萩原は「リーチ!」。ファンは「ハギーこい!」「ハギーといえばやっぱ三色よ」「はぎー頑張れっ!」と声援を送る。山には2枚残っている。 赤坂ドリブンズ・鈴木たろう(最高位戦)が7筒を掴み、山には残り1枚。その後にKADOKAWAサクラナイツ・内川幸太郎(連盟)が追っかけリーチ。待ちはカン七万でこちらは2枚。萩原がファンに届けるように、7筒を大きく手元へ引き寄せてみせたのは自身最後のツモ番だった。リーチ・ツモ、そして789の三色同順が完成だ。 低いイケメンボイスで「4000オール」と告げると、ファンからは「かっこいい!」「お見事です♪」「今年のハギーまじでつええ!」「ハギーの三色を見たかったんだよ!」「代名詞久しぶりに見た」「すべてが正解だったハギー」「ミスター三色!」と喜びや感動のコメントが殺到した。 試合は惜しくも2着で終わったが、萩原の存在感は群を抜いていた。自身開幕戦をラスで迎えたにも関わらず、個人21位まで持ち直していた萩原を土田は試合前に「7年目にして“勝ち方に気付いた”のでは?萩原聖人の麻雀ではない麻雀を会得した」と評していた。この試合ではその“勝ち方”を活かしつつ、萩原の麻雀人生が詰まったロマン溢れるアガリが生まれた。 ※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会 ◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。 (ABEMA/麻雀チャンネルより)
ABEMA TIMES編集部