インテル暫定CEO、会社分割決まっておらず-次期リーダーが決定へ
(ブルームバーグ): 米半導体メーカー、インテルのデービッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)は、工場と製品開発部門の正式な分離は未定で、次期リーダーが決定することになると述べた。
パット・ゲルシンガー前最高経営責任者(CEO)が今月、事実上解任されたことを受けて暫定共同CEOに就任したジンスナー氏は、もう一人の共同CEOであるミシェル・ジョンストン・ホルトハウス氏とともに12日、サンフランシスコで開催されたバークレイズ・テクノロジー会議で発言した。
インテルは財務状況悪化に加えライバル企業にも後れを取っている。このため次期CEOが劇的な変化をもたらすとの観測が広がっており、製造部門と製品設計部門を分離することなどが取り沙汰されている。
ジンスナー氏はアナリストの質問に対し、「それはまた別の日に考える問題だ」と答えた。
同氏によると、この二部門は既に業務上分離されており、管理や会計も別だ。2021年から先週までCEOを務めたゲルシンガー氏は、この二つの主要部門は一体のままの方が良いと主張していた。
ジョンストン・ホルトハウス氏は、最先端の生産技術へのアクセスはインテル製品にとって有利だと述べた。
「現実的に考えて、両社が完全に分離され全く関係がなくなることが合理的だと思うだろうか」とした上で、「私はそうは思わないが、誰かがそう判断するだろう」と語った。
ニューヨーク市場でインテルの株価は3.3%高。年初から11日終値までの時点で60%下落している。
原題:Intel Says It’s an Open Question Whether to Break Up Company (2)(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Ian King