滋賀県の博物館が「飛び出し坊や」の「生態」を真剣調査 よくあるポーズと出現場所は?
滋賀県立琵琶湖博物館(草津市)が2016年、滋賀県名物「飛び出し坊や」の「生態」を調査したことがある。どんなポーズをしているのか、どこに現れるのかなどを細かく調べている。 【地図】調査を行った琵琶湖博物館がある滋賀県草津市 バリエーション豊富な飛び出し坊やについて、「交通安全を呼びかけるもの」「人または動物をかたどったもの」と定義。市民参加型の調査で、県内の436体を対象にした。 よくあるポーズを分析したところ、1位は「片手を挙げて横断しようとしているポーズ」(145体)。2位は定番のデザインを含む「両手を前後に振って走っているポーズ」(132体)。「車が止まってくれるよう手のひらを前に出しているポーズ」(69体)が続いた。 よく見かける場所は「信号のない交差点」(189体)がトップ。次いで、住宅街をはじめとする「道路に面した歩道」(95体)。「民家出入り口」(55体)も一定数あった。 雨風にさらされ、破損していないかどうかもチェックした。半数近くが「きれい」(208体)な状態で保たれていたが、「顔のけが」(15体)「足のけが」(14体)「手のけが」(11体)も含まれていた。