「ともに」灯篭の文字決定 阪神淡路大震災29年 1.17のつどいは能登地震を受けて「共に助け合おう」の想い込めて
来週1月17日に阪神淡路大震災は発生から丸29年を迎えます。12日午後、1.17のつどい実行委員会は、追悼の灯篭の文字を「ともに」と決定しました。今年起きた能登半島地震などを受けて「共に助け合おう」という思いも込められています。 午後3時、神戸の東遊園地でつどいの実行委員長藤本真一さんは「1995 ともに 1.17」の文字を掲げました。 藤本さんは、文字が決まった経緯について、「年明けからの応募が多かった。皆さん昨年のトルコ・シリア地震や、1月1日の能登半島の地震を見て、阪神淡路大震災を思い返してしまった」という声が多かったと話しました。 地震で被災する人が増えていく中、『一人ではない』『共に助け合おう』という想いを届けたいと話しました。 さらに阪神淡路から29年、経験して直接語れる人が減っていく中で、世代を超えて語り継ぐ「協力」の想いを込めて、決定したということです。 17日は未明から、東遊園地に並べられた約3000枚の紙灯篭に灯りがともされ、「ともに」の文字が浮かび上がることになります。そして地震が発生した午前5時46分に追悼の祈りが捧げられます。