インテル復帰は失敗だった? 473分しかプレイできていないA・サンチェスの現状に盟友ビダルは「戻るべきではなかった」
ラウタロ&テュラムの壁が厚い
マルセイユでの活躍を経て、今季より再びインテルに戻ってきたFWアレクシス・サンチェス。ただ、インテルの2トップはラウタロ・マルティネスとマルクス・テュラムがファーストチョイスだ。サンチェスはマルコ・アルナウトビッチとともに彼らのバックアッパーであり、今季も全コンペティション合わせて473分間しかプレイタイムを得ていない。チャンピオンズリーグで2ゴールは奪っているものの、前半戦の出来には納得できないだろう。 この現状を嘆いているのは、同じチリ代表の盟友でもあるMFアルトゥーロ・ビダルだ。 サンチェスは2026年のワールドカップを目指すチリ代表に今も招集されており、南米予選を戦っている。サンチェスがインテルで出番を失っているのはチリにとってもネガティブで、ビダルが問題視するのも頷けるか。 「彼は決してインテルに戻るべきではなかったよ。僕も彼にそう言ったんだ。彼はプレイを楽しめるクラブに行くべきだった。彼がファンに愛される場所にね。ただ、彼は頑固でもある。彼は今も優れたストライカーだし、どうしてアレクシスがインテルでプレイできないのだろうか?」(伊『Calciomercato』より)。 サンチェスは昨季マルセイユでリーグ戦14ゴール3アシストの成績を残している。ビダルの言葉通り35歳の今も優れたアタッカーではあるが、ラウタロ&テュラムの壁は厚い。この2人が最高の連携を見せているだけに、1番手奪取は簡単ではないだろう。もう少しセリエAでの出番を増やしたいところだが、後半戦サンチェスにチャンスはくるか。
構成/ザ・ワールド編集部