【いわき平競輪・G1日本選手権決勝11R】5人決勝進出の関東勢は別線 平原康多「みんなにチャンスが」
<いわき平5日目>いわき平競輪場で開催中の令和6年能登半島地震復興支援競輪、大阪・関西万博協賛G1「第78回日本選手権競輪」(優勝賞金8900万円=副賞含む)はあす5日、最終日を迎え11Rで決勝戦が争われる。 G1最高峰の舞台で関東勢が5人もファイナルへ進出。注目の並びは吉田拓矢―平原康多―武藤龍生、小林泰正―諸橋愛で二手に分かれて別線になった。 関東の総大将・平原は「ダービーの決勝でこんなに(関東勢が)乗るのはレア。いい悩みなのかな」と語り、並びを決めるのに10分ほど話し込んだという。「5人で話して僕はヨシタク(吉田拓矢)につくことになりました。上信越2人とは別れることになった」と関東勢が別線になったことを明かすと、その真意について「並ぶと5番手ができちゃう。みんなにチャンスがあるように、この並びになった」と説明した。 平原は昨年の西武園オールスター以来となるG1決勝進出。「去年のダービーはケガで出られなかったのでそういう思いもある」と静かに闘志を燃やしている。21年10月寛仁親王牌(弥彦)以来のG1優勝で完全復活を果たす。