月収18万円ですが、調子に乗って高級住宅街「帝塚山」に住んじゃいました!このまま2年間、借金せずに住むにはどうしたらいいですか?
先日、月収18万円の社会人の方から 「高級住宅街の帝塚山(てづかやま)に住んだものの、生活が圧迫されている」と、今後の生活について相談がありました。帝塚山は大阪で高級住宅街とされる地域です。話を聞くと、勤務先への通勤がしやすいとの理由で、この相談者と似たようなケースもあるようです。 そこで、月収18万円で帝塚山に2年間住みつづけるにはどうしたらいいかについて考えていきます。
帝塚山はどんなところ?
帝塚山とは、大阪でも有名な高級住宅街といわれている場所です。国土交通省の地価公示を参考に地価をみてみると、帝塚山駅から410メートル離れた場所でも1平方メートルあたり37万円となっており、マイホームを購入する場合もそれなりの資金力が必要になりそうです。 一方、不動産サイトにて帝塚山駅の家賃相場をみると、1Kで4.58万円程度、2DKで6.23万円程度、1LDKで8.78万円程度となっており、高収入の方でないと絶対に住めないというほどの場所でもないようです (2023年10月4日現在)。
月収18万円で生活するなら、家賃は4万7000円以内にすべき
一般的に、部屋を借りる際の家賃は手取りの3分の1以内が理想だといわれています。月収18万円の方の場合、手取り額はおおよそ14万円前後となります。仮に手取りが14万円だとすると、家賃はおおよそ4万7000円以内が理想的です。 しかし、最近は物価高が続いており、以前よりも支出が増えて家計が圧迫されやすい環境となっています。消費者物価指数は依然として3%以上の上昇を続け(前年同月比)、2023年8月までは12ヶ月も連続しているほどです。計画的に貯蓄をしていくためには、もう少し家賃を下げ、手取りの25%程度、金額にして3万5000円になるようにするのが理想です。 とはいえ、帝塚山駅の家賃相場をみる限り、家賃は5万円から6万円程度が必要となります。月収が18万円で帝塚山駅周辺に住むことは、かなり高いハードルになります。仮に、家賃5万円の物件に住んだとしても、手元に残る金額は9万円です。生活すること自体は不可能ではありませんが、相当に切り詰める必要があります。