「光る君へ」一条天皇役・塩野瑛久が3分にわたる迫真のシーン!行成にも同情殺到
そんな行成に、一条天皇はいまだかつてない気迫で「朕は敦康を望んでおる!」と声を荒げながら、「恐れながら、天の定めは人知の及ばざるものにございます」「敦康親王様を東宮とすること、左大臣様は承知なさるまいと思われます」と続ける行成に言葉をのみこむしかなかった。
3分以上に及ぶ1対1の緊迫のシーンだったが、一条天皇を演じる塩野が怒り、悔しさ、哀しさなど胸の内に渦巻く激情を表現。次第にあきらめの表情に変わっていき、行成が去ったのち悔し涙を流すさまには「一気に具合が悪くなってる…」「最期の願いが叶わないとは」「おいたわしい」「これじゃ死にきれない」「気力もなくなるわこれは…」「気の毒でならない」「歴代天皇、大体無念に終わる」「一条天皇の悔しく涙する姿、胸を打たれる」など心痛の声が相次いだ。
一方で、またしても道長と一条天皇の板挟みにあう行成にも同情が殺到。「行成かわいそう」「立場複雑だな…」「行成くんの葛藤…」「嫌な役まわりすぎ」「胸が苦しい」「いつも辛い役目だな」と慮る声が寄せられた。
前回ではまひろの弟・惟規(高杉真宙)があっけなくこの世を去っただけに、一条天皇が剃髪姿で辞世の歌を詠み一筋の涙を流す場面では、予感はしていたとはいえ「え、一条天皇今日までなの?」「惟規に続いてお上の辞世の歌…」とショックを受ける声も多く、「剃髪姿も麗しい帝」「最期まで美しいお姿だった」「美しい帝が逝ってしまった…」とロスが叫ばれていた。
なお、帝の病状の重さを悟った道長が占わせたのは、赤染衛門(凰稀かなめ)の夫で学者の大江匡衡(おおえのまさひら/谷口賢志)。彼は占いで「代が変わる」ことのみならず「崩御の卦」が出たことまでも告げ、一条天皇がその会話を聞きショックを受ける場面では道長に対して「なんで聞こえるところでやるかな」「帝にまる聞こえだよ」「後ろ後ろー」「場所を考えろ」「こんなそばで占ってんの!」と厳しいツッコミが寄せられていた。
次週放送・第41回は「衆院選開票速報 2024」の放送に伴い、NHK総合の放送時間を50分繰り上げ夜7時10分より放送される。(石川友里恵)