【金鯱賞】菊花賞馬ドゥレッツァ、連覇狙うプログノーシスが参戦 参考レースを振り返る
菊花賞【データ:なし メンバーレベル:B】
過去7年で出走馬なし スタートして1周目の4角を迎えたところでハナを奪ったのはドゥレッツァ。1000mを1:00.4で通過したが、向正面でパクスオトマニカ、2周目の3角でリビアングラスが先頭に立つなど入れ替わりの激しいレースとなった。それでも自分のペースを貫いたドゥレッツァが残り200mで後続を振り切ると、2着に3馬身半差をつけ3:03.1というタイムで完勝。5連勝でGⅠ制覇を飾った。 ここまでの結果から決して世代レベルが高いとは言えないが、皐月賞馬ソールオリエンス、ダービー馬タスティエーラを完封した内容は高く評価できる。ライバルたちをあっさり蹴散らしても不思議ではない。 中団からレースを進めたシーズンリッチ、ノッキングポイントは距離が長かったということもあるが、2周目3角のペースアップでポジションを下げてしまい、12、15着という結果だった。 シーズンリッチは毎日杯でノッキングポイントを破って勝利、ノッキングポイントは新潟記念で古馬相手に重賞勝ち。両馬とも適距離に戻っての巻き返しに期待する。
日経新春杯(2022年)【データ:C メンバーレベル:C】
過去7年の成績【0-0-0-4】勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0% 4頭が出走して23年ハヤヤッコの4着が最高着順となっている。 中京芝2200mが舞台だった2022年の日経新春杯。レースはトップウイナーが主導権を握り、縦長の隊列で1000mを1:00.2で通過。中団の9番手を追走していたヨーホーレイクは勝負所の4角で徐々に外へと進路をとり、直線は大外から伸びて2着ステラヴェローチェに3/4馬身差をつけて勝利した。今回は2年2か月ぶりの実戦となる点がどうかだが、実績ある中京コースでどのような走りを見せてくれるか注目が集まる。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸