【50歳代】夫婦の貯蓄「1000~1500万円」でも危ういですか?世帯貯蓄の割合と65歳以上の生活費
2024年は計画的に貯蓄しよう
これまで50歳代・二人以上世帯のお金事情を確認してきました。 年金はシニア生活の収入の柱といえますが、一本で生活費すべてをまかなうのはやや厳しいかもしれません。多くの方が貯蓄を切り崩しての老後生活となるとわかります。 確実な貯蓄には、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りのお金で生活していく「先取り貯金」が効果的です。 先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つ。貯蓄の一部に、新NISA制度を利用して積立投資をはじめるのも選択肢となるでしょう。 資産運用となればリスクがあるので、事前の情報収集や勉強が重要となります。 これを機に、2024年のご家庭に合った貯蓄方法について考えてみてはいかがでしょうか。 ● 【参考】50歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む) ・金融資産非保有:27.4% ・100万円未満:9.1% ・100~200万円未満:6.4% ・200~300万円未満:3.8% ・300~400万円未満:3.9% ・400~500万円未満:3.8% ・500~700万円未満:5.6% ・700~1000万円未満:5.5% ・1000~1500万円未満:8.9% ・1500~2000万円未満:4.2% ・2000~3000万円未満:5.4% ・3000万円以上:11.2% 平均:1147万円 中央値:300万円
参考資料
・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
荒井 麻友子