神木隆之介「主人公の鉄平を『ONE PIECE』のルフィのようなイメージで演じています」 日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」【インタビュー】
神木隆之介「主人公の鉄平を『ONE PIECE』のルフィのようなイメージで演じています」 日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」【インタビュー】 2/2
-クランクインから約1カ月が経ちますが、共演者の皆さんと、どのような雰囲気で撮影が進んでいますか。 杉咲花さん、池田エライザさん、清水尋也くん、土屋太鳳さんと同世代の仲間がたくさんいるので、いつも休憩時間に話しながら、楽しく笑いながら撮影が進んでいます。ドラマの中では、それぞれが演じている人たちがどのように島と向き合って人生を背負って生きていかなくてはいけないのかという群像劇になっているので、現場ではいろいろな話をしたり、和気あいあいと遊び心を大事に撮影が進んでいます。 -神木さんは実際に軍艦島クルーズに行かれたそうですが、どのように感じましたか。 すごく迫力がありました。船の中から軍艦のようなシルエットが急に見えてくるので、そのときに鳥肌が立って…。ほかの岩などとは違う形が急に出てくるので、異空間に行ったような気持ちになりました。いろいろな説明を聞きながら回っていたのですが、建物の壁沿いに緑が生い茂っていたり、危険区域もたくさんありますが、ここにいた人たちは皆楽しくて、すごく活気があったんだろうなという面影がありました。 -現代と過去という2つの軸で描かれる作品になりますが、神木さんが思うこのドラマの楽しみ方は? いろいろあると思います。例えば、端島のパートの物語は明るくて楽しいものではありますが、当時の日本の状況や島の環境によって背負うものが多いキャラクターがたくさんいるので、それぞれのキャラクターに感情移入して、こんな思いだったのかと、しみじみと見ることができると思います。現代パートは今に近いので、気楽に見られる休憩場所とも取れますし、今を生きる青年・玲央がどのように過去の時代を見ているのか、どのような印象を受けて、どのように関わって見方が変わっていくのかという楽しみ方もできると思います。現代パートは今を生きている人たちに寄り添っているので、共感してもらえるところがたくさんあると思います。主人公が1人2役で2つパートがあるので、1つの時代を描く作品よりも、いろいろな見方ができる作品だと思います。 -この作品を通して視聴者に伝えたいこと、見どころをお願いします。 端島は今は「軍艦島」として認識されていますが、ドラマで端島について、ここまで本格的に描くのは初めてなので、実際にどんな島だったのか、当時どんな方たちが暮らしていらしたかというのはあまり知られていないと思います。このドラマを通して、当時の生き生きとした端島について、その時代の中でどんな人間ドラマが生まれていたか、時代と共にどのように駆け抜けていったかを見ていただけたらと思います。現代パートでも謎の婦人・いづみ役を演じる宮本信子さんが、どのように役を作られているのかなど、見どころがたくさんあるので楽しんでいただけたらうれしいです。 (取材・文/小宮山あきの)
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