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　首や腰は、背骨に沿って脳からの神経が通っています。痛みのほかにしびれなどの神経症状が生じやすいことが特徴です。週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は毎年、全国の病院の1年間の手術数を調査しており、創刊22年目を迎えた2024年版では、2022年1年間に実施された手術数のランキングを掲載しています。ここでは、「首・腰の手術」の全国ランキングをお届けします。 【病院ランキング】首・腰の手術数が多い病院1位～40位はこちら（全4枚） ＊　　　＊　　　＊ 　週刊朝日ムック『手術数でわかるいい病院』は手術数を指標とした病院選びガイドとして2003年に創刊し、今年は22年目となります。各種のがん、心臓病、脳疾患、首・腰など、治療法別に31種類の設問が異なる調査用紙を作成し、全国4000を超える病院に対し約2万5千枚を配布。2023年9月から24年1月までの調査期間に回答のあった病院を、全国、地方別にランキング化しています。のべ4901病院を掲載しています。 　今回紹介するのは、「首・腰の手術」。首の病気は、首の骨の後ろ側にある脊柱管を通っている神経の脊髄がダメージを受ける「脊髄症」と、脊髄から首や肩、腕へと枝分かれしている神経根がダメージを受ける「神経根症」の二つに大きく分けられます。脊髄症の原因に「頸椎症」「後縦靱帯骨化症（こうじゅうじんたいこっかしょう）」「頸椎椎間板ヘルニア」があり、神経根症の原因に「頸椎症」「頸椎椎間板ヘルニア」があります。腰の病気には「腰部脊柱管狭窄症」「成人脊柱変形」「腰椎椎間板ヘルニア」などがあります。 専門医による「首・腰の病気」のくわしい解説はこちら（https://dot.asahi.com/articles/-/211383） 【取材した医師】 日本赤十字社愛知医療センター　名古屋第二病院院長　佐藤公治医師 ≪首・腰の手術・全国ランキング≫ 日本脊髄外科学会の認定医・指導医がいる374病院と、脳神経外科向けの日本脊椎脊髄病学会の指導医がいる1014病院を調査対象とし、2022年1年間の頸椎、腰椎の手術数を聞きました。頸椎の内訳として頸椎症による脊髄症、後縦靱帯骨化症、頸椎椎間板ヘルニアによる脊髄症、神経根症、腰椎の内訳として腰部脊柱管狭窄症（すべり症含む）、成人脊柱変形の手術数を記し、その合計の手術数で並べた全国ランキングです。病院名の後の＜脳＞は脳神経外科、＜整＞は整形外科、＜脳＞＜整＞は脊椎脊髄外科など両科による診療科のデータを示します。 1位：品川志匠会病院＜脳＞＜整＞（東京）/1229件 2位：稲波脊椎・関節病院＜整＞（東京）/952件 3位：岩井整形外科内科病院＜脳＞＜整＞（東京）/865件 4位：あいちせぼね病院＜脳＞＜整＞（愛知）/760件 5位：広島市立北部医療センター安佐市民病院＜整＞（広島）/691件