ヘンリー&メーガン一家が名字を「サセックス」に変えた! 気になる思惑
現地時間2月12日に新しいウェブサイト「Sussex.com」をローンチしたヘンリー王子とメーガン妃。その直後に2人が長男アーチー王子と長女リリベット王女の姓をマウントバッテン=ウィンザーから「サセックス」に変えたことが明らかになった。イギリス国内ではこれに対するバッシングが巻き起こっている。サセックスの名の裏に潜むのは、スペアに終わった王子の悔しさと皇太子妃を超えたいという妃の野望か。英国ロイヤルと姓の関係から2人が批判されている理由、そしてこの改姓の裏にある2人の意図について探ってみたい。 【写真】メーガン妃の勝負ドレス選びはなぜ炎上する? ダイアナ元妃と比較
英国ロイヤルと姓
英国王室のメンバーには姓がない。とはいえロイヤルも日常生活で姓が必要になることがある。例えば学校や軍隊に入るとき。その場合エリザベス女王の子どもたちは「マウントバッテン=ウィンザー」を使ってきた。英国王室の正式な家名は「ウィンザー」だが、エリザベス女王と結婚したフィリップ王配が自分の姓「マウントバッテン」も子どもに継がせたいと願ったことから1960年に枢密院令が発布。女王と王配の男系子孫は「マウントバッテン=ウィンザー」を名乗るようになった。
姓が必要なときの対処方法はもう1つある。それは父親の称号の家名を名乗ること。例えばウィリアム皇太子は救急ヘリのパイロット時代、「ウィリアム・ウェールズ」の名前を使っていた。これは父のチャールズ国王が当時皇太子、つまりウェールズ公(プリンス・オブ・ウェールズ)だったから。ヘンリー王子も軍隊時代はウェールズ姓を名乗り「ウェールズ大尉」と呼ばれていた。
エリザベス女王が亡くなったのに伴い、ウィリアム皇太子がケンブリッジ公爵からプリンス・オブ・ウェールズになった。そのためジョージ王子やシャーロット王女、ルイ王子の姓は「ケンブリッジ」から変更。今はかつてのウィリアム皇太子と同じように「ウェールズ」の姓を使っている。
戴冠式後に変更。その目的は?
新聞「ロンドンタイムズ」の報道によるとヘンリー王子とメーガン妃は昨年5月のチャールズ国王の戴冠式のあと、自分たちの姓を密かに「サセックス」に変更した。今回、アーチー王子とリリベット王女の姓も変えたのは「同じ家族であることを示すため」だとサセックス派の関係者は同紙に証言。家族としてのまとまりを意味する「一家にとって誇らしい出来事」だと話している。