ヘンリー&メーガン一家が名字を「サセックス」に変えた! 気になる思惑
妃の「独立宣言」
そしてもう1つ指摘されているのが、メーガン妃の思惑。新聞「ミラー」の王室レポーター、ジェニー・ボンドは「改姓は妃と子どもたちにとって新たなスタート。自分たちが絆の強い結束した家族であるというメッセージを送っている」とコメントしている。さらに「これは妃の独立宣言だ」とも。つまり英国王室の姓であるマウントバッテン=ウィンザーでも、ヘンリー王子が過去にウェールズでもないサセックスを使うことで自分たちが英国王室とは別の一家であることをアピールしているということ。ヘンリー王子を説得して英国王室から離脱させたのは妃なのだから、妃の頭の中に最初から独立宣言があった可能性が高い。ちなみに王子本人は「メグジット」という言葉に反発、「王室離脱は自分が決めたことだ」と主張しているが、妃と結婚後に離脱したのだから王子だけで決めたということはあり得ないだろう。
ボンドは「独立することは間違いでも悪いことでもない。でも王子と妃はロイヤルファミリーから離脱しながら、自分たちにも子どもたちにも称号を与えるように求めている。ここに矛盾がある」。離脱すると言っておきながら、サセックス公爵の名前を一家で使うのはチグハグだと指摘する。
狙うは新たなロイヤル化?
ボンドが言っているように王室を離脱している王子と妃が独立した一家として生きていくのは問題ない。むしろいいことであるが、問題はどんな一家を目指しているのか。王子と妃が王室とは別のもう1つの「王室」を目指している可能性もイギリスマスコミでは囁かれている。関係者の証言からもその可能性がうかがえる。ある関係者は王子が一家でサセックスの姓を名乗り、同名のウェブサイトを立ち上げた理由について「第2子のリリベットのことを考えたからだ」と新聞「ロンドンタイムズ」に話している。
ヘンリー王子は自分が「スペア」であることを呪い、それに対する反発を回顧録で綴っている。関係者は「王子はリリベットに自分と同じ経験をさせたくないと思っている」と話す。これまでのウェブサイト「アーチウェル」の名は第1子のアーチーにちなんでつけられたもの。夫妻の活動のハブであるサイト名をこのままにしておけばリリベットがかつての自分と同じように疎外感を感じるかもしれない。王子はそう考えて「サセックス」に一新したとしている。