Suicaとアルクマがコラボ 長野限定の交通系ICカード、連携機に新デザインへ
県PRキャラ「アルクマ」がバスの屋根に
JR東日本の交通系ICカード「Suica(スイカ)」と長野県のPRキャラクター「アルクマ」がコラボ―。来年3月からスイカと連携する長野限定の交通系ICカード「KURURU(くるる)」の新デザインを長野市が発表した。長野のカードと分かるよう人気のアルクマを採用。秋から春先の信州の雪山を背景に、バスの屋根に乗ったアルクマが、国宝善光寺などが立ち並ぶ長野の街並みをおでかけしているイメージだ。 くるるの新デザイン(長野市提供) 旧デザイン(一般用)は緑色の山と水色の空をイメージしたようなシンプルなものだった。新デザインは2種類で、一般用のパステルブルー(青色系)と、70歳以上の市民が安価でバスなどに乗車できる「おでかけパスポート」機能が付いたパステルグリーン(緑色系)。青色系は爽やかな青空や湖のみずみずしさを、緑色系は山や草花の落ち着いた癒やしを表現した。 くるるは2012年10月に導入され、北信地方5市町村の路線バスなどで使える。現在12万5千枚が使用されている。バス内でICカードや運賃支払いに使う車載機が耐用年数を迎えるため、来年3月からスイカ機能付きを導入することにした。 JR東日本長野支社によると、県内でスイカを使える駅は新幹線5駅、在来線は松本駅など16駅。新くるるが導入される来年春以降、長野―田沢間、北松本―穂高間でも使えるようにしていく。