大学進学が決まり4月から娘の一人暮らしが始まります。みんないくら「仕送り」しているのでしょうか?
大学の進学を機に、子どもが一人暮らしを始めるご家庭もあるでしょう。そのときに悩むことが、いくら仕送りしたらよいかです。仕送り費用は、家庭によってさまざまです。 そこで今回は、仕送り額の平均や、仕送りする理由などをまとめました。新生活に向けて、今からお金について家族で話し合っておくと安心です。
子どもへの仕送り額の平均
株式会社AlbaLinkの「Alba Link 不動産総研」では、子どもへの仕送りの平均額や使い道について調査しています。上記の調査によると、仕送りの平均額は、月に7万7350円とのことです。割合は以下の通りです。 ●1位:~10万円(56.7%) ●2位:~5万円(33.3%) ●3位:~15万円(8.3%) ●4位:20万円超(1.1%) ●5位:~20万円(0.6%) 最も多い仕送り額は、「~10万円」であることが分かりました。 また「どのような用途のために仕送りをしているか」という質問に対しては、「食費(114人)」が最も多く、次いで「家賃(94人)」「光熱費(74人)」と続きます。生活に必要な資金を仕送りしている家庭が多いなか、交際費や雑費分も加味しているケースも見られました。
仕送りしている理由
同調査にて、仕送りをしている理由についての回答も発表されています。結果は、以下の通りです。 ●1位:学業に専念してもらうため(69人) ●2位:生活に困らないように(63人) ●3位:子どもの給料では足りないから(23人) ●4位:アルバイトできないから(7人) ●5位:親の責任だと思うから(6人) 上記の理由より、お金に困ることなく学業に専念してほしいという親心が感じ取れます。 一人暮らしを始めると、アルバイトをする方もいらっしゃるかもしれません。しかし、お金のことを心配してアルバイトに時間を取られるよりも、学業を優先してほしいと考える親が多いことが分かりました。
仕送りの額を減らす方法
わが子にお金の心配はしてほしくないと願う一方で、毎月の仕送りを負担と感じている方もいらっしゃるかもしれません。仮に、月に8万円仕送りした場合は、年間で96万円かかります。 負担なく仕送りを続けるには、下記のように、お子さんと協力することが大切です。 ●生活スタイルを考慮して、必要経費を明確にする ●子どもにアルバイトをしてもらう ●追加の送金はしないと約束する 仕送りに必要な費用は、子どもの生活スタイル(住居の家賃や大学までの距離など)によっても変わります。毎月の仕送り額が大きいようであれば、子どもの学業がおろそかにならない程度に、アルバイトをしてもらうことも選択肢のひとつです。 また最初から、仕送りの範囲内でやりくりするように伝えておくことも大切です。
子どもへの仕送りは平均7~8万円
子どもの仕送りの平均額は、月に7万7350円であることが分かりました。一人暮らしの環境や生活スタイルによって、必要な仕送り額は異なります。 毎月の負担が大きくならない程度に仕送りを続けるには、子どもと相談しながら、金額を決めることが大切です。 出典 株式会社AlbaLink Alba Link 不動産総研 【子どもへの仕送りの平均額や使い道は?】親御さん180人にアンケート調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部