センバツ高校野球 東海地区出場校紹介 /愛知
◇豊川(愛知) 駅伝部も全国強豪 1928年、豊川稲荷が夜間中学「豊川学堂」として創立した私立校が前身。建学の精神は「宗教的精神に基づいて、高潔な人格と強い信念を有する良識豊かな社会人を育成する」。校訓は「和敬・信愛・利他・報恩」。89年に全学年で男女共学となった。校内には宗教の授業で使用する座禅堂がある。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 野球部は46年に発足し「社会に出て通用する人間形成」を目的に掲げる。OBにはプロ野球ソフトバンクホークスや巨人で中継ぎとして活躍した森福允彦さん、20年にドラフト2位指名された中日の森博人投手らがいる。 駅伝部は全国大会出場常連の強豪。これまでに女子が14回、男子が10回、昨年は同時出場を果たした。 ……………………………………………………………………………………………………… ◇愛知県大会 ○12―2 名古屋 (六回コールド) ○ 9―1 西尾東 (八回コールド) ○ 3―1 東邦 ○12―8 小牧南 ● 1―7 愛工大名電 ◇東海大会 1回戦 ○ 7―0 神村学園伊賀 2回戦 ○13―3 岐阜第一 準決勝 ○ 6―5 宇治山田商 決勝 ○ 8―7 愛工大名電 ……………………………………………………………………………………………………… ◇宇治山田商(三重) 創立116年、愛称「山商」 1908年、宇治山田市立商業補修学校として創立された県立校。一貫して商業教育を専門に行い、「山商(やましょう)」の愛称で親しまれる。 南勢地域の代表的な商業高校で、2023年4月現在で商業、情報処理、国際の3科に511人が在籍する。選択科目(ビジネス情報管理)では、伊勢市の地域課題を考える授業がある。 野球部は1921年創部。甲子園出場経験は春1回と夏3回。OBにプロ野球・元ソフトバンクの江川智晃さんや元巨人、DeNAの中井大介さんがいる。 野球部以外にも運動が盛んな学校として知られ、卒業生にアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんがいる。校訓は、誠実勤勉。 ◇三重県大会 〇6―3 津商 〇9―2 昴学園 (七回コールド) 〇4―1 桑名工 〇5―2 神村学園伊賀 〇4―1 鈴鹿 ◇東海大会 2回戦 〇10―6 中京 準決勝 ● 5―6 豊川 ……………………………………………………………………………………………………… ◇愛工大名電(愛知) 05年春に全国制覇 1912年に「名古屋電気学講習所」として創立された私立校。校名は60年に名古屋電気工高、83年に現在の愛工大名電高になった。普通、科学技術、情報科学の3学科があり、全校生徒は1月10日現在1917人。 野球部は55年に発足し、これまで甲子園に春9回、夏15回出場。2005年春に優勝し、22年夏は8強入り。OBには米大リーグ・マリナーズなどで活躍したイチローさんやソフトバンク元監督の工藤公康さん、DeNAで昨シーズン最多勝を挙げた東克樹投手らがいる。倉野光生監督はコーチ時代を含め計42年間、指導している。 卓球やフェンシング、ダンス、ロボットなどを作る「メカニカルアーツ」の各部も全国大会で活躍している。 ◇愛知県大会 ○11―1 誠信 (五回コールド) ○ 9―0 安城 (八回コールド) ○ 1―0 愛産大工 ○ 2―0 豊橋中央 ○ 7―1 豊川 ◇東海大会 2回戦 ○ 7―4 日大三島 準決勝 ○10―6 藤枝明誠 決勝 ● 7―8 豊川